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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 197

「こ…この野郎……いい度胸じゃねぇか。泣いて詫びたら許してやったのによ………」
男は構えていた剣をゆっくりと彼女の首から離した。そして彼女の首から50pほど剣を離した次の瞬間…
「死ねぇーー!」
横一閃。彼は思いっきり剣を振った。もちろん狙いは彼女の首である。
「危ない!!」
周りで怯えていた客の誰かが叫んだ。
しかし、剣は止まろうともしない。誰もが彼女は死ぬだろうと思った。
そして剣が彼女の首を切り裂こうとした次の瞬間…
パシッ!
「なっ!?」
その場に居た誰もが目を見張った。
男が振るった剣は、モルティラニアの首まであと1pの所で、彼女の右手にシッカリと止められていたのである。
「たくこれだから3流は困るのよナイフをせっかく突き付けたんだからそのままグサッとやればいいのになんで?」
モルティラニアが剣を指で挟んだまま呆れた顔で言った。
「ちっ!この野郎!」
叫びながらも必死に剣を引き抜こうとする男。
しかし、男がいくら力を入れても剣はビクともしない。
「このアマ!」
それならとばかり男はモルティラニアに持たれた部分を支点に剣を回し、彼女の首筋に押し当てた。しかし切れない。
「くっ…」
「あきれた〜。刃物は引かなきゃ切れないってことも知らないの?」
「何だと!?おいっ、お前ら!」
男は左右の仲間に目配せし、モルティラニアを斬るように仕向ける。しかし二人が行動に移るよりモルティラニアが反撃する方が早かった。
テーブルの上の皿を左手で掴むと(言うまでもなく空になった何も乗っていない皿である)、肩越しに中央の男の顔に投げ付けたのである。

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