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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 19

「レイ?」
「王よ、そのときはそのときです」
その夜、二人は繋がったまま眠った
大和は夢も見ず深い眠りに落ちた


翌朝、洗われた服がドアの前に届けられていた
久しぶりに着心地のいいきれいな服に大和はホッとする
朝食を済ませ部屋を出る前に二人は言葉もなくキスをかわした
外に出ると朝の冷たい空気が肺を冷やす
「お二人さん、夕べは激しかったね。おかげでこっちは寝不足だよ」
女格闘家が声を掛けてきた
既に外で待っていたようだった
「貴様、何のようだ?」
レイがいつでも抜け放てるように鞘を握る
「アタシは貴様じゃなくてジェンって言うの
ところでアルフレドの王様、私を雇わない?」
「貴様、どうしてそれを!?」
レイは剣を抜き放った
「隣の部屋に泊まってたから」
「盗み聞きをしてたのか!」
「あのねえ、人聞き悪いこと言わないで!あんなおっきい声でアンアンやって、さらには薄い壁の抜こう側でお話ししてたら嫌でも耳が傾くわ!」
「あ、アンアン…」
大和とレイの顔が赤く染まる
「ジェンさん、僕達、誰かを雇えるほどお金を持っていないです。折角なのですが…」
「当面の旅費と食費であとは出世払いなんてどう?
途中、お金を稼ぐようなことがあったらもちろん手伝うし
それにね、強引に行くのも修行のうちって言うのがアタシの信条なの」
「修行。ですか?」
「そう。修行で王様の護衛。これほど過酷でうまくいけば将来美味しい話はそうそう無いもの」
「はぁ…」
「王よ、よした方が…」
「でも、僕は人がたくさんいた方がいいと思うけど」
「そうそう。仲間は多いほうがいいって! 王様分かってる〜」
すかさずジェンが会話に割り込む。
「それにさ、私めちゃくちゃ強いし仲間にして損はないと思うよ」
レイは少し考えてから言った。
「ならば私と勝負しろ!貴様が勝てば仲間にしてやろう。しかし私が勝てば諦めるんだ。どうだ?やるか?やらないか?」
突然のレイの挑戦にジェンは怯むどころか逆に笑いながら言った。
「いいよ。やろうか。でもさっきも言ったけど私強いよ」
「ならばこの町の東にある丘に行こう。町の中でやるには物騒だからな」
やる気満々の2人に対して大和は逆に困惑していた。
「ちょ ちょっと待ってよ。別に戦う必要はないじゃないか!決闘なんてやめようよ!」
必死に思いとどまらせようとする大和だったがレイとジェンは
「王よ。何を心配されているのか分かりませんが私がこのような小娘に負けるわけがありません」

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