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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 190

その視線に敏感に反応するイリス。
「どこを見ておる。言っておくが、お前達と一緒にメリツに行くのは、あくまでもルカジマの為じゃ。お前の性処理の為ではないのだぞ」
厳しいイリスの眼が大和を直撃する。
(バレたか……)
自分の妄想を言い当てられた大和は、心の中を見透かされたような気持ちになる。
「まぁ私の身体を見れば、そのような妄想をするのも仕方ないか……まぁいい。とりあえず、お前はもう寝ろ。私とエミリアは出立の準備があるからな。出立は明朝じゃ、よいな?」
「わかりました」
「うむ…あと、寝室は奥の部屋じゃ。ベッドは2台置いてあるが好きなベッドを使って構わん。ではグッスリ休むのじゃぞ。明朝、たたき起こしに来るからな」
それだけ言うと、イリスは杖を持ってエミリアの待つ居間へと行ってしまった。
1人残された大和が最初に考えた事は
(……もう寝ようかな)
考えてみたら、大和は山を登り初めてから、殆ど休息を取っていない。みんなが休んでいるときも、大和は仲間の誰かとHしていたからである。
いくら絶倫ペ〇スの持ち主と言えども、肝心の基礎体力が切れていてはどうしようもない。
(…流石に限界かな?)
とりあえず体力を回復するために、大和はおぼつかない足取りでフラフラっと寝室に歩いていくのであった。



一方、その頃…
ルカジマの中央にそびえ立つ巨大な建物、リスペクト魔法学校。
その学校の学園長室では、臨時学園長を勤めるアーカートと彼を補佐する役目にある臨時学園長補佐のティナの2人が、かすみとセリスの2人から報告を受けている真っ最中であった。
「では、イリス様は我々に協力してくれるのだな?」
アーカートが2人に聞いた。
「はい、イリス様はルカジマに協力すると仰いました。そして、その直後にイリス様は大和君だけを残して私達をこのルカジマにワープさせたのです」
セリスが身振り手振りを交えながら答えた。
それを聞いて、アーカートがホッと胸を撫で下ろす。その表情は嬉しくてたまらないといった感じだ。
「そうか……。とにかく、君達にはルカジマの民を代表して礼を言わなければならないな。本当にありがとう。」
アーカートが2人に深々と頭を下げる。
「アーカート殿、頭を上げてください。それより現在魔王軍はどの辺りまで進軍してるのですか?」かすみが先程から気になって仕方がないというような様子でアーカートに言った。
それに答えたのはアーカートではなくティナだった。

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