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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 172

「教えてあげるわ。私をこんな惨めな格好にさせた犯人をね。」
そしてマナゴスが一部始終を語り始めた。



そして話が終わった。
「嘘…」聞き終わった後のシホの第一声はあまりにも短い一言で終わった。
その顔は真っ青である。
その反対にマナゴスは実に嬉しそうな表情である。
「信じる信じないはあんたの勝手。だけど私を襲ったのは、間違いなくあの坊やだからね」
「そんな…大和様が…そんなことを…」
シホは信じられないといった表情で呆然としていた。
まさか自分が信じてきた少年が些細な事で怒り、そして相手をレイプするなど考えもしなかったに違いない。
「私の話はおしまい。これであの大和っていうやつの本性が解ったろ?あいつはね……」
マナゴスが大和の下品な悪口を連呼する。しかし今のシホにはそんな言葉など全く届いてはいなかった。
そのことにマナゴスがようやく気づいた。
「まぁ、いっか。私の話はおしまい。言いたいこと言ったし、すっきりした。じゃあシホ。まったねー!」
そう言い残すと羽を羽ばたかせ、シホの目の前から消えてしまった。
残されたシホは、ただ呆然と立ち尽くすだけだった。
(私は…このまま大和様についていってもいいのでしょうか?)


「じゃあ行こっか!」
大和が服装を整えながら、隣で全裸で寝ているセリスに言った。
「んもう。大和君激しすぎだよ!おま〇こ壊れちゃうかと思ったし。」
セリスが顔を膨らませながら言った。
そしてセリスも起き上がって服装を整える。
 
 
呆然としているシホのそばに、歩み寄る人影があった。
「やれやれ、ばかげた妖精だ。」
「ガルドさん?!」
「あの妖精、大和様に対して言ってはならないことを言ったのだ。」
「言ってはならないこと?」
「今から言う事は、当面誰にも言わず、私から聞いたとも言わないでいただきたい。いいですね。」
真剣な表情で言うガルド。
「は、はい。」
真剣さを感じて、素直にシホは応じた。
「大和様はあの通りの美形でしかもあれほど絶倫で立派なものをお持ちだ。それ故、昔は様々な妬みやいじめを受けておられたそうだ。マナゴスとか言う妖精、そやつらと同じような妄言をいろいろと吐いた。かなり深く心の傷に触れたのだろうな。お陰で大和様は自分を完全に失うほど激怒され、あの妖精を散々に打ち据えられた・・・。それが真相だ。」
「そうだったんですか・・・・。」
「妖精というのは若く美しい男を好む。そして誘惑する・・・・。」
「ええ。そう習いました。」

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