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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 154

オオオ!
だが大和を助ける役には立った。グリフォンの矛先がかすみへと向かう。
怒り任せにグリフォンが飛び掛る。
「!!!」
ギリギリのところでこれを避けるかすみ。横っ飛びから、回転して起き上がる。その頃には、旋回したグリフォンが再び飛び掛かりつつあった。
オオオ!
再び飛び掛ってくるグリフォン。
「させない!!」
!!!
じゅぎゅぎゅ!!
肉に刃が食い込む音。
「かすみ!」
そこには、ガルドを構え、強引に割り込んで剣で斬り止めている大和の姿があった。
「そうだった。その手があったか!」
ジェンが叫ぶ。
大和はとっさに飛び込むとガルドを構えて刃をグリフォンの進路上に置いたのだ。
ギャギャ!!
「があっ!」
だが、グリフォンも暴れる。
右の爪が、大和の左腕を引き裂く。
「うぐっ!!」
その瞬間、グリフォンの左半身が炎に包まれた。
「それっ!!」
「だあああ!!」
バゴ!バゴ!ボゴボゴボゴ・・・
動きが止まったところに、セリスの放った火球と、ジェンの拳が炸裂!
バァン!
ボゴボゴボゴボゴ・・・・
セリスの魔法火球と、ジェンの拳が打ち込まれ続ける。
「ぐぅぅぅ・・・・!」
うめき声を残して、グリフォンは左半身から倒れて息絶えた。
 
「大和様!」
シホが駆け寄って治癒魔法を施す。
ほわああ とした光が大和の左腕を覆い、傷を癒してゆく。
「ありがとう。」
光が消えた時、左腕は元に戻っていた。
 
「なかなかやるのう・・。」
「まあ、順当かな。」
 
水晶玉の中では、大和達が再び山を登りだしていた。
 
そして、しばらく歩いた大和たち。
「そろそろ、休憩しませんか?」
セリスが言った。
「そうだね。そろそろ休憩しよう。」
時刻は昼過ぎ。夕刻までにはまだしばらく時間があった。

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