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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 150

「すごいなー…」
大和がポツンと呟いた。
驚くのも無理はない。ミンク山脈自体はルカジマからも見えるが、実際近くで見ると、その圧倒的な迫力に思わず怖じ気付いてしまいそうである。
「ああ。確かにすごい。気圧されてしまいそうだ」
かすみが、山のてっぺんを見上げながら、思わず嘆声をもらした。
「噂に違わずってやつですね。」
隣に立つセリスが、厳しい表情で応じた。
今が真夜中で、星空に照らされて、黒い輪郭が見えるだけであるからでもあろう。改めて大自然というものを感じた。
そんな山岳を眺めて、大和はぼうっとしていた。

これが昼間なら、下界の絶景を眺めながらHしたら素晴らしいだろうな。
こんな雄大な山で孕ませたら、さぞや逞しい子供が生まれるだろうな・・・・。

「よし、そろそろ行こうぜ・・・王様?王様?」
「えっ・・あ、うん。行こう。」
ジェンの呼びかけに慌てて答える大和。
気がつくと、既にみんなは山を登り始めている。
慌てて、その後を追う大和であった。


「これが伝説の王か……」
机の上の水晶玉にうつる少年の姿を見ながら、少女が呟いた。
身長は小学校高学年程度、紫の髪を三つ編みにまとめており、顔立ちはなかなかの美少女である。
が、一つ異様なのは彼女が着ている黒いワンピースの胸がはちきれんばかりに膨らんでいることである。それは少女の外見からしてみれば、実に奇妙な光景であった。
その巨乳少女は水晶玉をしばらくジーッと見つめた後、
「……わからんのぉ…」と溜め息をついた。
「何がですか?」
机を挟み、少女の反対側に座る長身の女が言った。
かく言うこの女も異様である。
この小屋はミカヅキ山の中腹に立っており、気温はわずか5度。
にもかかわらず、女が身につけてるのはビキニパンツと体を覆うマントのみ。
小屋の中も暖をとれる物と言えば、暖炉で燃えている炎のみ。とても裸ではいられない寒さである。
が、本人は少しも寒がる様子はなく、乳首にピアスのついた爆乳を惜しげもなくさらけ出している。
「伝説の事じゃよ。」
女に問われ少女が答えた。
「と、言いますと…」
「この小僧の潜在能力は凄まじい。が、その力をコントロールしきれていないように見える。」
少女が水晶の中の少年の顔をまじまじと見ながら言った。
「コントロールできないと言うことは、力を正しく使えていないと言うことだ。もし力が暴走してみろ。下手をしたら魔王ハデスや四天王以上の驚異になるやもしれん。」
少女が険しい顔で言った。
「しかし、彼は伝説の王ではないのでしょうか?我々の力になったとしても驚異になることは無いと思いますが…」

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