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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 144

大和とレイが泊まっている部屋に、ジェン、かすみ、セリス、シホが集まっていた。これにガルドを加えると、7人である。
大和は、アーカート達と別れたその足で、仲間達を自分の部屋に呼ぶと、早速与えられた任務の詳細を話し始めた。
そして、話が終わった瞬間、真っ先に反応したのはジェンである。
「王様。つまり、そのイリスっていう魔法使いの協力がないと、私達逃げられないの?」
「逃げられなくはないよ。だけど、協力してもらえなかった場合、退却はかなり厳しくなるって言ってた。」
大和が丁寧に答える。
「それにしても、まさかこんなに早く攻めてくるとは…」
シホがポツンと呟いた。
「…………」
それに関して、みんな黙ったままである。
実際のところ、彼女達も、アーカート同様、次に攻めてくるのは、大分先の話になるだろうと思っていたのである。
ところが、奴らは攻めてきた。しかも、前回の5,000を遙かに上回る10万の軍勢、おまけにデュラン自ら指揮を取っていると聞く。
重い空気が部屋を漂っていく。
ややあって、シホが口を開いた。
「やるしか・・・・ありませんよね。」
レイも応じる。
「・・・そうだな。むざむざとここの人々や文物を敵手に委ねる訳にはいかない。」
「ああ・・・。王様、必ずいずれ奴らを粉々にさせてくれるのだろうな。」
「大和君・・・。私、お姉ちゃんを、死なせたくない。」
「シュウを葬らずには、私は里へ帰れない。」
「僕もそう思う。確かに今回は戦っても勝てないだろうと思う。でも、渡さなくていいものを渡さないで済ますことは出来るし、再起できるなら再起して、奴らに復讐してやりたい。恨みがあるのに晴らさないのは、人間として生まれた意味の否定ですらあると思う・・・・・。」
そして、レイを見て、続けた。
「何より、生まれてくるこの子の為にも、まだ僕は死ねない。皆、ありがとう。」
「ええ・・・早速準備しましょう。」
「やりましょう!」
「おお、やってやろうぜ!」
大和の話を聞いた全員が熱く感じるものがあり、秘所が濡れるのを感じていた。
「私、必要品のリスト持ってくるから。」
「アタシも手伝うよ。」
「私も。」
セリスとジェンとかすみが出て行った。
「ところで・・・・1つお願いがある。」
「残れと仰せでしたら、お受けいたしかねます。ようやく体調も落ち着いてきましたし、王の心身をお守りするのは私の使命です。」

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