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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 117

「そうですか。そう言えばあの伝説の王…名前は…確か」
「橘 大和ですか?」
「そうそう、橘 大和。あの子は?」
「それがルカジマの魔法学校に入学したそうです。何でもアーカートが特例として認めたそうです。」
女は下着姿で今日着る服を選んでいる。「それは…あの子の資質に彼が気づいたということですね。しかし愚かな…。
橘 大和の力を外見だけで判断し、その力の中身を見抜けないとは…」
女が溜め息をつく。「アーカートも、まだ未熟ですね。」
女は着る服を選ぶとそれを手に取り、着替え始めた。
「橘 大和は彼らにとっては両刃の剣。むしろ危険が高いくらいです。そう言えばティナはどうしました?」
「ベリアル様の家臣が暗殺に行きましたが失敗したそうです。ティナも復活したそうです。」
「失敗ですか…。まぁいいでしょう。
……どうですか?」女はそう言うとアリスに今日のファッションチェックを依頼した。
「…よくお似合いです。」
アリスが言った。
「ありがとう。アリス」
女はそう言うとアリスに近づいた。そして……
「んっ!」
女がアリスの唇にキスをした。
いきなりのキスに驚くアリス。
が、アリスは離れようとしない。むしろ積極的に女に吸いついた。
舌と舌が絡み合い、クチュクチュと淫靡な音が部屋中に響きわたる。
やがて2人の秘密の花園がぐっしょりと濡れてきた瞬間、


突然、女が離れた。アリスは物足りないといった感じで足をもじもじさせている。
女はその様子にニコッと微笑むと、アリスに小声で耳打ちした。
「今日の夜、可愛がってあげるから。」それを聞くとアリスの顔がパッと明るくなった。
「じゃあ、行ってくるわ。」
女はそう言って部屋を出た。
「いってらっしゃいませ。セフィリア様」
アリスが頭を下げる。
この女こそが魔王軍でも最強の8人、八星将軍のリーダー、全能の王の異名を持つ女、セフィリアであった。



「お待たせしました。」
セフィリアがデュランの待つ部屋へやって来た。
デュランは部屋の中心に置かれた机を挟んで座って待っていた。
セフィリアはデュランの反対側の席に座る。
その間、デュランはジッと目を瞑ったまま座っていた。
が、セフィリアが座った瞬間、デュランの目がカッと開き、セフィリアに詰め寄った。
「率直に言う!責任を取ってもらいたい!」
デュランが国中に響き渡るような大声で言った。
が、怒鳴られたセフィリアは冷静そのものである。
「なぜですか?」
と逆に聞き返す始末である。
「昨日の昼!我が家臣ギルダーが5千の兵で攻めたルカジマの町。その戦には八星将軍の2人が参戦していた。だが戦は負けギルダーも討ち死にした。にもかかわらず、その2人は軽傷と言うではないか!これはどういうことだ!」
かなり横暴な要求である。
ようは自分の家臣が負け、責任を取りたくないのである。

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