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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 115

声にビビった大和は思わず壁へ身を寄せた。「僕、探されてる…でも一体誰なんだろう…」と小声を震わす大和。
さらに、「シヴァ様の命令も参ったわ〜」
と独り言を言う青白い者。
するとその青白い者は風のように姿を消した。が、大和は全てを聞いていた。あのシヴァという名を………。そして夜が開けた。
一方そのころ…

ルカジマから遠く離れた町シリウス。
この町は魔王軍が駐屯している町の中でも最大規模の広さである。
そして町の中心部にそびえ立つ城。
その城では宴会が夜通し行われていた。

「ヒューヒュー!」「いいぞー!脱げー!」
城のダンスホールでは魔王軍とサルマン軍の兵士達が酒を飲みながら、下着姿で踊っている女奴隷達に野次を投げかけている。
そんな中、踊り子達が踊っている位置に最も近い席に、男が2人並んで座っていた。
1人は踊り子達に目もくれず黙々と酒を飲み続けている。年は50代半ば。男は宴会の場にも関わらず重厚な鎧を着ており、傍らには重さ30キロはある両刃の斧を置いている。
そしてもう1人は20歳前後。こちらは身軽な服を着ており、両脇に女を2人はべらかし両手で女の胸を揉んでいた。
この正反対な2人こそが、アルフレドに反乱し魔王軍と同盟を結んだ張本人、デュランとサルマンである。2人は魔王軍と同盟を結び、アルフレドを乗っ取った後、連日宴に明け暮れていた。
「デュランよ。もうすぐ魔王軍が兄貴の息の根を止めてくれるんだろうな?」
軽装のサルマンが顔を真っ赤にしながらデュランに向かって言った。
一方の鎧を着ているデュランは、黙々と酒を飲みながら言った。
「心配無用ですぞ。サルマン様。もう間もなく魔王軍がカイルを見つけ出し、始末してくれるでしょう」
「そうか!なら心配ないな!もうすぐ親父が残した領土が俺の物になるんだな?」
「はい。その通りでございます。」
それを聞いた途端にサルマンが上機嫌に笑い出した。
「ハハハハハ!なら大丈夫だ。ならばデュラン!今日はもっと飲もうぞ!」
そう言ってサルマンがデュランに酒をつごうとした時である。
突然ダンスホールに1人の兵士が飛びこんできた。

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