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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 114

「素晴らしい!」
「これほど素質ある者はティナ以来じゃ!」
「特待生として迎えるべきだ!」
教官たちは全員が興奮している。
「凄い・・・確かに凄い・・・・だが、万が一この力がカイル公の敵に回ったら・・・、いや、断じてそんなことはさせるわけには・・・・。折角の彼のようなあんな素晴らしいモノを持った男の子が・・・・。」
対照的に、複雑な表情で考え込むティナであった。
そして・・・・・。
大和の仲間達全員が呼ばれ、大和がリスペクト魔法学校へ入学することになったことが知らされ、手続きが済んだあと。

大和は自分に宛がわれた部屋のベッドで、今日一日のことを考えていた。
ソフィーの戦死、リクゥたちとの戦い、レイが彼の子供を妊娠していることがわかったこと、ティナとのセッ○ス、魔法学校への入学決定・・・・。
あまりにもいろいろなことがあった。これほどめまぐるしい一日はかつてなかった。
これからの勉学のこと、あと8ヶ月ほどで生まれてくる息子か娘のこと・・・・。
ジェンとかすみは、入学に反対していた。
彼女たちが言うには、さっさとフリードに向かったほうがいいというのだ。
それに対し、大和は言った。
「背中の火傷を治すこともそうだけど、僕は少しでも強くなりたい。幸い僕は雷系の術に素質があるらしいから、戦闘向きらしいんだ。身につけられるものは、何でも身につけて強くなりたい。」
断固としてそう主張すると、2人はひきさがってくれた。
「それに、僕はこの世界を知らなさ過ぎる。世界の歴史、政治、地理なども、きちんと知っておきたいんだ。」
実際、王となろうというには彼はこの世界の知識が不足していた。魔法が何なのかはもとより政治情勢も詳しくないのでは、後々大変なことになりかねない。
さて、あしたはソフィーさんの葬儀だ。今日はもう寝て、身体を休めないと・・・・・。
そして大和は眠りについた。
……大和はまだ朝の早いうち、目を覚ました。
空に三日月、数羽のカラスの鳴き声、さらに町一帯を薄い霧が覆っていた。
眠そうな大和が目を擦る……、と 同時にそれはやって来た。
「ガシッ ガシッ ガシッ…」
気付いた大和が恐る恐る窓へ顔を近付ける。すると、大和の視線の先に、青白い氷の様な人と言うのか魔物と言うのかわからない者がいた。
すると、
「クソッ!大和と言う小僧は居ないのかッ!」
と言う怒鳴り声。

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