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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 12

不意に涙を流したレイを大和はなぐさめようと彼女の横に座り涙をふいた。
「泣かないでよレイ。僕がそばにいるから」
言った大和の方が恥ずかしくなるようなセリフだったがレイは大和の顔を見つめ唇を重ねた。
「あむっ・・・・うっ・・・」
大和は重ねた唇に舌を入れ、レイの中をまさぐる。
そうしているうちにレイも落ち着いてきた。
「はあ・・・はあ・・・・・。王よ、ありがとうございます・・お見苦しいところをお見せしました。」
「いいんだよ。レイ。僕なんか、レイの苦しみに比べればなんでもないことで自殺してしまった。でも、なぜかこうしてここにいる。」
そう言って大和は微笑んだ。
そうしてしばらくたって、再び口を開いた。
「この内乱は今も決着しておりません。主に西部の諸侯を味方につけたカイル、主に東部の諸侯を味方につけたサルマン。中立を称して関与を避けている諸侯も主に南部に数名います。先王オウランには他にも男女ともに何人かの子があり、娘の一部は各地にすでに嫁ぎましたが残る子供は2人を除いてカイルかサルマンのいずれかの庇護下にあります。」
「今も戦が起きてるの?それと残り2人の子は?」
「戦はここ2ヶ月ほどは小康状態ですが、いつ再発するかわからない情勢です。そして残り2人ですが、この2人の姫は南部のシルファール教のメリツ修道院で修道女となっております。ここは300年前よりシルファール教団領となっておりますのでカイル軍もサルマン軍も手を出してはおりません。王都モイランは現在サルマンの勢力圏にありますが、1年前まではカイル方の領域でした。1年前の攻防戦で炎上し、多くの民が犠牲となりました。カイル方との境界が近いことから現在はデュランが駐屯しています。あちこちの街が焼け、あるいは荒れ、国は衰え滅びつつあります。」
「私の父はマックス将軍の配下でしたが開戦後まもなく討死して母と私たちは囚われて犯され、そして奴隷として売られました。これが2年前のことです。」
「奴隷かぁ・・・僕はなったことがないから判らないけど、さぞかし苦労したんだろうね・・・・。」
だが意外なところでレイは微笑んだ。そして続ける。
「幸いなことに、売られた相手は自由都市国家であるエリンネリーの豪商で、母を気に入ってくれて私たち母子を奴隷身分から解放してくれまして、母と結婚しました。2人は幸せな新婚生活を送り、4ヶ月ほど前には息子が生まれたそうです。」
「お母さん、幸せになれたんですね。」
「ええ、義父には感謝してもしきれないわ。強姦されただけでもつらかったけど、奴隷の苦しみは味わわずにすんだし。それに・・・」
レイは大和の男根を撫でる。
「私を犯した奴ら、たいしたものは持っていませんでした。私を性に目覚めさせたくせに満足させられなかったのですから。ほんと、王のものに比べればあいつらのものなど・・・・」
最後のほうはかなり見下した暗い口調で語るレイ。慌てて話題をそらす大和。
「わっ、ちょっ、ところで、どんな人なの?その豪商の人。」
巨根を撫でていたことに気づいて慌てて手を止めて語る。
「申し訳ありませんでした。私の義父、つまり母の再婚相手ですが、彼はロイラーといい、母と同い歳で40歳の渋い紳士ですよ。」
「なるほど・・・ってそれじゃ、レイはなぜあんな小屋に暮らしてたの?」
「だって・・・・・・・母と義父って・・・・・あんなにあつあつなんですもの。見ててこちらがあてられてしまいます。それに」
「ひょっとして、お父さんの仇討ち?」
「ご明察です。」

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