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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 107

「拉致強姦って・・・・」
大和は引いてしまっている。
「王になろうという方がこの程度でいちいち引かれては困ります。戦争では1つの都市の軍民ことごとく皆殺しになることすらあるのですから。」
レイが口を挟む。そして続ける。
「かすみさん、そのような言い方では余計引いてしまいますぞ。敵対する民を皆殺しにして同胞や配下を改めて入植させ、完全に自国の物とする。激しく背く地域にはそれ位するのが普通ですぞ。王の威徳を理解せぬ者どもなど、生かしておいて何の意味がある?」
「ふふ、確かにな。」
かすみも頷いた。
「と、とにかく、アーカートの人となりは?」
「失礼しました。彼は見ての通り、戦技教官も勤めるほどの有能な魔法戦士であり、この度の戦いにおいても1部隊を率いて抗戦し、母の死を聞いてシュウと交戦して遅れを取らない勇士です。彼自身この学校の卒業生でもあり、声望もあり、将来は校長にもなるだろうとかねてより噂されています。」
「ありがとう。ところで、後ほど来てくれってことだよね・・・そろそろ行こうかな。」
「と、とにかく、アーカートの人となりは?」
「失礼しました。彼は見ての通り、戦技教官も勤めるほどの有能な魔法戦士であり、この度の戦いにおいても1部隊を率いて抗戦し、母の死を聞いてシュウと交戦して遅れを取らない勇士です。彼自身この学校の卒業生でもあり、「強姦にも屈せず過激派の要求を拒絶した上にそうして孕んだ子供をきちんと産んで女手一つで育て上げた」母に似て頑健な人品を受け継いだ人物と言われて声望もあり、将来は校長にもなるだろうとかねてより噂されています。」
大和が考え込む。
「ふーん。でもそんなすごい人が僕になんの用だろう?」
「さぁ?それは分かりません。直接聞くのが一番ですね。もうそろそろ行ってみては如何ですか?」ガルドが促す。
「そうだね。じゃあ行ってくるよ。」
レイ達に見送られ大和は部屋を後にした。



学校の中は兵士が行ったり来たりして、相変わらず慌ただしい雰囲気に包まれている。
そんななか、大和は学校の最上階にあるアーカートの部屋の前に立っていた。
(…ここだな。)
大和はドアに張り付いている小さいボードを確認する。
確かにそこにはアーカートと書いてあった。
(…よし!)
まるでテストの見直しをするかのように再度確認した後、大和はドアをノックする。
トン…トン…
ノックをすると中から男の声が聞こえた。
「入りたまえ。」
大和は一瞬ビクッとしたものの気を取り直しドアを開けた。「失礼します。」
ドアを開けた大和だったが中を見た瞬間またビクッとする。部屋の中は薄暗く、中心に置いてあるろうそくの灯りだけが唯一、光を放っている。
そのろうそくを囲むように3つ椅子が置かれてあり、内2つにアーカートとティナが座っていた。

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