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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 105

大和とレイが自分たちが子供を授かったことを知ったその頃、別の診察室では・・・。

全身の多くを包帯で包んだ美女と美人女医。それに魔法使いの少女とメイド服の少女がいた。
「緊急とはいえ、無理をしすぎですよ・・・。」
気弱そうな顔立ちの女医さんが、意識を失ったティナのそばで呪文を行っている。
彼女の両手はティナの腹の上にあり、白い光を放っている。
その横ではシホも回復呪文を使い、今はティナの右足に当てている。
「お姉ちゃん・・」
セリスが不安な顔で見守る。
「よお、具合はどうだい?」
そこに2人の女性が入ってきた。
ジェンと、意識を取り戻したかすみである。
『かすみさん!大丈夫でしたか。』
セリスとシホの声が重なる。
「忍びはこの程度では倒れはしないよ。」
そう言うかすみの足取りはしっかりしていた。首を絞められた以外さしてダメージは無かったのだ。
女医が顔を上げ答えた。
「このまま死ぬ心配は薄いですけれど、回復に6週間もかかる怪我をした身で戦いに出るような無謀な方ですから、治る前にもう一度戦いがあると・・・」
全員が難しい顔になる。
魔王軍を撃退したとはいえ敵の再襲が無いとは誰にも言い切れないのだ。

同じ頃、外では明日行うソフィー校長の葬儀準備が行われていた。
総大将であるソフィーの戦死など損害も多く、一応の勝利であったにもかかわらず学校関係者や兵士たち、そして学生街(旧城下町)の人々の表情も暗い。
そして今日は、戦死した兵士たちの葬儀が進められていた。
「アタシたちもそろそろ行こうぜ。」
「そうだね。」
ジェンに促され、かすみも部屋を出る。彼女たちはこれから兵たちの葬儀に出るのだ。
大和とティナ、それにティナに付き添うセリス以外は葬儀に列席することになっていた。
「アタシたちもそろそろ行こうぜ。」
「そうだね。」
ジェンに促され、かすみも部屋を出る。彼女たちはこれから兵たちの葬儀に出るのだ。
大和とティナ、それにティナに付き添うセリス以外は葬儀に列席することになっていた。



大和は学校側の配慮で個室を与えられていた。
戦時下であるため、簡素なものとなったが兵たちを葬送する祈りの声が聞こえてきた。
今は人型を取ったガルドがそばにいるのみ。
暗い雰囲気に包まれ、どちらも一言も発せずにいた。いや、魔法で抑えたとはいえ背中の痛みがあった。

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