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俺×ゲーム×ハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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俺×ゲーム×ハーレム 11

俺達は街に戻った。
「錬金術師ギルドってどこだ?」
「確か、その次の角を右だ」
ヴェルカの言う通り、なんか実験道具っぽい物を交差させた看板を掲げた、大き目な建物があった。
「こんばんは」
「ようこそ、錬金術師ギルドへ。どういう要件でしょうか?」
30歳過ぎかと思える、知性的な顔立ちの人物が出迎えてきた。
「こいつを錬金術師として登録してやって欲しい」
「ほう。ステータスを拝見してよろしいですかな?」
俺は、例のステータスを出した。
――――――――――――――
:タナカ・トシアキ    :
:LV:001      :
:職業:錬金術師     :
:備考:錬精LV:002 :
――――――――――――――
「ほほう…レベル1で備考持ちとは珍しい」
「珍しいって…備考って何なんだ?錬金術師として登録はしてもらえるのか?」
「それは問題ありません。こちらへ」
案内された場所には、サッカーボールくらいの半透明の碧い玉を載せた妙な器具があった。
この魔法道具で俺のデータを読み込むってことか…?
「その玉に片手を置いて、ステータスも開いてください」
係員の人が、向こう側から何か操作した。
すると、碧い玉がぴかぴかと光り、開いたステータスも一緒に点滅した。
「さて、後はこちらの書類に署名していただきたい」
「何だこれ?」
何かと思った俺に、ヴェルカが言った。
「ギルドの加入契約書だよ。とにかくサインしとけ」
言われるまま、俺はサインした。
「これでトシアキ殿は我が錬金術師ギルドに登録されました。今後はステータスにギルドにおける賞罰等も表示されるようになります」
ステータスに…ねえ。そういえばステータスの備考、それに備考として書いてある「錬精LV:002」って何なのか気になってたんだ。
「さっきも聞いたけど、この「備考」とその内容って何なんだ?」

「備考というのは、単純に言えばその方の特記事項ですな。貴方のように備考欄に「〇〇LV:いくら」というような表示の場合、非常にざっくりとした言い方になりますが、その職業の者がその職業において持つ特技です」
「ってことは…この「錬精」って特技なのか。どういう特技なんだ?」
「特技にもいろいろありますが、トシアキ殿の特技の「錬精」とは…やや性的な説明になりますが、よろしいですかな?」
係員は発言の後半を、俺ではなくヴェルカに向けて言った。
「私は…まあいいよ」
やや横を向いて、ヴェルカはちょっと気まずげに答えてる。
「では説明します。平たく言えば、自身の精液に様々な加工ができるという力です。受胎確率の上昇や、相手の女性に力を与える効果などです。ただ、この錬精、十分な技量を身に着けるのはかなりの手間がかかります。他の特技でも十分な技量に至るには手間がかかるものですが」
「そうだったのか…」
「もちろん、悪用は禁止ですよ。ギルドからも国からも罰せられます」
その一言を言った時に、俺は係員の瞳が光を帯びたように見えた。それだけ強く釘を刺そうとしての発言だったんだろう。

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