PiPi's World 投稿小説

催眠王国
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 8
 10
の最後へ

催眠王国 10

…女性が男性のように生きているため、基本的に立場が上の人間はどことなく男っぽい態度をとっていたりする…まあソフィアはまだ年齢は20代だろうし、それに騎士階級には純然たる爵位の制度もあるようだから、男っぽい態度を取っているのかもしれないが…。

「よかった、では早速お願いを…私に鍛錬を付けて欲しいのです、少なくともお父様が亡くなった時のように、お母様を悲しませたくないから…」

俺にあまり記憶はないが、この世界で父親だったらしい男も、このような見た目で早くに亡くなっていると聞いている。
なら運動するに越したことはないし…それに、衣装から強調されるような、男を誘うような、しかしアンバランスにも鍛えられた女騎士の肉体、と言うものに俺が興味がないわけではない。 

「しかし、あまりきつい運動は…いいでしょう、では早速鍛錬を…部屋は地下の鍛錬場か…もしくはリコッタ様の鍛錬場にいたしましょう。」

「本当に?ありがとうございます、では、早速準備をいたしますね!」


バラ園の事件もあり、いささか難色を示していたソフィアの青い瞳は、魔眼に見つめられることにより、一瞬光を失った後、俺に賛同を示してくれた…どうやら成功したようだな。 
俺はぺこりと頭を下げ、ひらひらした衣装から、動きやすい訓練用の服に着替えて鍛錬場へと向かった。

鍛錬場は王宮に二種類ある、一つは近衛兵が使用する鍛錬場、もう一つは姉のリコッタが鍛錬のために作った、いわば王族専用の鍛錬場といったところだ。 

俺は姉のリコッタの事を考える。
若き身ながら剣の達人であり、軍略にも優れてるらしいリコッタはこの王国の将軍でもある。
顔つきはアンヌを若くしたような清楚で気品ある美少女だが、その肉体はアンヌそっくりのムッチリとした爆乳爆尻。
多少は鍛えて引き締まっているが、ムッチリには変わり無い。
これで姫将軍と呼ばれ強いのだから、元の世界の人類とは構造が違うのかもしれない。

練習場に行ってみると、リコッタが従者達と訓練していた。
俺が入ってきたのを見ると、慌てて駆け寄ってくる。

「ノエル!、こんな物騒な所に男の子が来るものではないわ!」

女の構造が違うと言うのと同じく、生涯ショタな男も全く構造が違う。
それ故生活習慣も違う訳で、男は女に愛され守られるものなのがこの世界だ。

男に荒っぽい事や労働をさせると、させた女が捕まるぐらいで王族となれば更に過保護なぐらいだ。
リコッタは薔薇園でのあの顛末でも分かる通り、更に相当な過保護姉だ。

心配そうな顔で俺を抱き締めてくるリコッタ。
アンヌ譲りの爆乳は鍛えてるとは思えないぐらい巨大で柔らかい。
練習相手のお付きの騎士達も元の世界の一般レベルからすれば巨乳だが、リコッタはそれを遥かに上回る爆乳。
この国の他の貴族達も爆乳レベルだが、王族は特別大きいようだ。

「御父様のように若くして亡くなる事が無いよう少しでも鍛えておきたいのです」
「だからと言ってこんな危ない場所に!・・・男の子が無茶してはいけません!」

リコッタもとうに適齢期で子供を産んでいてもおかしくない年頃なんだけど、どうも男っ気が無い気がする。
俺に対する過保護故になのかもしれないが、魔眼使わずともセックスできそうなぐらいに思えてしまう。

だが、俺はちょっと悪戯心に火が点いて、とある事を思い付いて魔眼を発動させる。

「御姉様・・・僕は思うのですが、上半身裸で鍛練した方が効率的に思えます」
「・・・成る程、ノエルの言う事は最もです・・・それは良い事なのに、今まで思いつきもしませんでした」


洗脳成功…と言ったところだろうか。 
あっさりと俺の頼みを聞いたリコッタに合わせ、俺は次々に頭を下げる従者達の目を見つめ催眠をかけていく。 
彼女達は近衛兵に一番近い立場上見栄えもよく美人ぞろいのためか、その姿はまるで俺のためのハーレム騎士団のようだ、いや、俺がこれからそうさせてしまおう…もちろん姉上にはきちんと職務を全うして貰うが、この国の軍事はこちらの世界でいう参謀制度もきちんとあるため、アンヌのように常に職務から解放されないと言うことはない、言わばこの国が平和で暇だからこそこうしてリコッタは鍛錬に打ち込めるのだろう。 

「では皆、早速衣装を脱ぎましょう?すごい発見だわ、ノエル…ふふ、貴方が女性ならば殊勲賞をもらえたかもしれないわ」

「ふふ、なら殊勲賞の代わりにお姉様達の訓練を見てみたいです…僕はいずれ嫁ぐかも知れない身ですから、お姉様?それから、ソフィア様が僕に案内をした事も見逃して下されば…僕もとっても嬉しいです」


SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す