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催眠王国
官能リレー小説 - ファンタジー系

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催眠王国 23

 しかし何がそんなに困るのか…この世界では近親相姦は犯罪ではないし、むしろ男日照りの続いているような世界だ…問題はあるはずがない。 

(まさかコイツ…ま、しかしこれはこれで楽しめそうだな、少し遊んでみるか…)

俺はそんな風に考え、むしろこの追求を楽しむことにした、まあ長い人生だ、たまにはこういう駆け引きも悪くないだろう。 

「の…ノエルはそんなことはしていませんっ!それならどうやって潔白を示せばいいのでしょうか?それに僕はお母様もお姉さまも、メイド長も騎士団の方々も皆愛しています!決して淫魔なんかに取りつかれてはいませんっ!」

涙混じりに声をあげるとさすがにいくらか怯んだのか、ローズマリーの早口はとまるがまだまだ油断は出来そうにない。 

「な、ならお姉ちゃんが検査をしてあげましょう…フヒヒ、こ、怖くないですからねっ!大丈夫ですよノエルっ!」


じゅるり、と涎を垂らして優しく猫なで声でそう囁くローズマリーの方がよっぽど怪しいが、とりあえず甘んじて受け入れてみよう…魔眼が聞くかどうかはわからないというのがなかなかスリリングだがな。 

「わ、わかりました…痛くしないでね?お姉様…」

怯えたような瞳でそう呟く俺にたいしてローズマリーが浮かべた笑顔は…まあ何となく察しが付くだろう、あんまり言いたくない。 

ーーーーーーーーーーー 

そのまま俺は急きょローズマリーの所有する屋敷の別棟、研究棟に案内されることになった。

普段はそうそう入ることも許されないような部屋だが、なかなか興味深いものもたくさんあり、そのうち一人で探求したくもなってくる。

が、今俺のそばにいるのは飢えた獣…ならぬローズマリーだ、実姉がさすがに年下の弟に好き勝手に研究所内をうろうろはさせないだろう…というかローズマリーは背中に乳房を押し当てるように、俺の肩を抱いて歩き始めている…柔らかく温かい感覚は気持ちいいが、明らかに性的な興奮を感じていて、それを何となく感じさせるような態度はどこか恐ろしい。 
「フヒヒ…さあノエル、ここがお姉ちゃんの研究室ですよ?まずは身体をきちんと調べましょうねぇ…フヒヒ、まず服を脱いでぇ…パンツ一枚になってね?ノエル」

様々な生き物の標本や見慣れない鉱物、さらにはハーブの束まで…様々なものが綺麗に整理され置かれている部屋の中央に置かれた椅子に俺は座らされることになった。 
ベッドも用意されているがいきなり人を座らせて裸になれとか本当にこいつは大丈夫なんだろうか?そう考えながらも俺は素直にうなずくとゆっくりと服を脱ぎながらもそれを眺めるローズマリーに訪ねかける。



「…お姉様のエッチぃ…本当はこんなことして裸がみたいだけなんじゃないですか?」

「フヒっ!??そ、そんなことはありませんよっ!では早速始めましょう…まず、目を開いて…そう、体も検査しますから、少ししたらベッドに寝転がってくださいね?」

案の定、という感じで俺の質問にびっくりする様子を見せるローズマリーだが、こうして手にいくつか水晶の指輪をはめて身体をさわりながら調べていく様は、先程までの気持ち悪さとは違い、プロフェッショナルらしさを見せてくれる…そんなに悪い人ではないのかもしれないな。

「ふむ…不思議ですね、何もない…だとするなら…やはりノエル自体が何かしらの魅了効果を持っているのか…」

俺の身体を触診し続けるも原因を把握できないようで困っているローズマリーを尻目に俺は思案した。 


今はまだ解っていないようだが魔眼に気づいてしまうのなら、その前に催眠にかけてしまおう、と。 
それに…母娘姉妹を手込めにしても罪に問われないこの世界では、より様々な関係を楽しんだ方が利口かもしれない。 

「では…次はちょっと目をー…」

そう言いかけるなりに俺の目を見たローズマリーははっとした表情を浮かべるが、もう遅い…どうやら本当に俺に淫魔が取りついているだけと睨んでいたようだが…家族ゆえか読みが甘かったようだな。 

「や…やめなさいノエルっ…貴方っ…まさか私に…魔眼をっ…」

「ふふ、甘いですねお姉様…でも、これで僕が淫魔に取りつかれていない証明にはなりましたよね?」 

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