PiPi's World 投稿小説

魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 96
 98
の最後へ

魔導志 98

「ジュ、ジュダ様!」
「シーッ!声が大きい!君を見てたら体から疼いてね…。行くぞ!」
「うお!」
ジュダの上段を間一髪でかわすセガルド。
「ほらほら、闘わねば勝てないぞ!クリスとソラが欲しいなら勝ち取れ!」
セガルドは金色の瞳でジュダの動きを見切りながら回避を続ける。
ヒュンッ、ブンッ、
「と言われても…ジュダ様を殴る訳には…」
「いいから来い!娘をやらんぞ!?」
「んにゃろ!」
ドガッ!
セガルドの蹴りはジュダの防御に阻まれる。
「ちっ、」
「もらった!くらえ!」
ズバッ!
ジュダの渾身の拳を紙一重でかわす。マスクが切れ頬に血液が伝った。
「マジかよ…切れるパンチって…くそっ!うわっ!」セガルドが苦し紛れに放った拳はジュダによけられ、その腕をとられ投げられてしまう。
「くらえぇぇぇ!」
ジュダは振りかぶった。
「(マジか…あの拳を寝てる俺に…?ヤバい…死ぬ…)」
頭が真っ白になった時、頭の中で何かが弾けた。
近づいてくる拳より早くジュダの腕を殴り軌道をずらしたセガルドは飛び起きる。
「むむ!目覚めたか!?」「もらったぁ!」
「待てぇぇ!待った!俺の負けだ!降参!」
ジュダは顔面に寸止められた拳を見ながら両手を上げる。
「?」
「アーカイヴの力、以前より解放されただろう?」
「??」
「リグール君の力も俺が高めてあげたんだ。」
「???」
「ふふふ、娘を頼んだよ?とぉぅ!」
ブラックタイガーは観客席に飛び込み去っていった。「…ブラックタイガー棄権!!」
「ワァァァ!」「すげぇ勝負だったぜ!」「タイガー!抱かれてもいいわー!」「俺に掘らせてくれー!」「なるほど…だから仮面が必要だったのか…」
声援を聞き一人納得するセガルドを余所に、盛り上がりは最高潮だった。
次第に声援は笑いに変わっていく。
「ワハハ!!」「私が相手するわよー!」「俺に任せろ!」「立派じゃねぇかー!」「お金ならいらないわー!いらっしゃい!」
「…?」
セガルドはふと気が付いた。自分のタイツにくっきりと浮かび上がったモノに…力の解放で気が高ぶってしまったらしい…
「うわわ!!」
そうしてセガルドは慌ててヴェルナード屋敷に帰ったのだった。
ガチャ…
自室に戻ったセガルドは、薄暗い部屋で衣類を脱ぎながら進む。
「ゼ〜シカ…♪」
ベットの下からシーツに潜り込み、もぞもぞと胸まで到達。
乳房に掌をあてがい、撫でるように触ると…
むにゅ…もみ…
「ん?胸が少し小さくなってる…気のせいか?」
「…」
返事がない。
「寝たフリか?ふっふっふっ…」
ぺろ…れろ…
「…ぁ…ん…ふぅ…」
「???」
強ばる体を不思議に思いながらも胸への愛撫を続ける。吐息が甘く切なくなってきたので、鎖骨やへそにキスしながら徐々に下へ…
「なぬ!!誰だ!?」
「はぁ…ぁ…ば、ばれたか…?」
そう、彼女は…
「クリスさん!!」
「ん…なんでわかった?」「いや…毛がないから…」もぞもぞとシーツから顔をだす。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す