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魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔導志 78

「へへ、乙女を弄んだ罪は重いぜ?」
「は、はぁ…」
「こりゃ責任とらなきゃマズいよなぁ?」
「確かに…」
「よし決まり。口約束になるが婚約に決定。」
「婚約?俺は好都合ですけど…なんでですか?」
「婚約者が敬語を使うんじゃねぇよ。今は婚姻はできねぇ身なんだ。だから妊娠しても結婚はまだできねぇ。」
「もしや、今日…」
「ご名答、バッチリ危険日だ。そんな日に出会うとは、神のお導きってのはあるもんだな?」
「はは…なるほど。」
「さ、お前はもう家に帰れ。待ってる奴らがいるんだろ?」
「そうですね。」
「おら敬語!!」
「そ、そうだな。帰るよ」「よし、それでいい。また来いよ?品物はサービスしねぇが、こっちはサービスしてやるからよ♪」
起き上がろうとしたセガルドにルカは布団の中に潜り込み、男根を舐める。
「あ、ちょっ…」
「ぺろ…まだまだ元気だねぇ。へへ、帰る前に口でしてやるからよ。」
結局、このままルカの誘惑に負けてしまい、帰るのが深夜になってしまうセガルド。
一方、真面目なランドルフ達一行は酒場の地下でリグールとジンを待っていた。
「結局、『狂』のメンバーに参加しないと、何もわからないみたいだ。」
「あの…ジンって方は何者なんですか?」
「信用に足る人物ですが、危険な知識も豊富なようですね。」
「幼なじみ…では言いきれないぐらい凄い人だよ。」「自慢のお兄様♪」
「お呼びですか?」
ジンが姿をあらわす。
マウアと如月は、はっとして黙り込んでしまった。
「こんばんわみなさん。さてさて、ランド君…」
「わかってます。答えは決まっていたんですよ。運命だった…」
「その答えは?」
「ボクは反乱軍としてジンさんの弟子になります。」
「聞こえましたか?」
ジンが奥のドアに向かって話かけると、リグールが上半身裸だけ覗かせる。
「あぁ聞こえた。少し時間をくれ。服ぐらいは着させろ。」
それから数分、奥から出てきたリグールとサーシャが椅子に座る。
「すみません。邪魔をしちゃいましたね」
クスクスと笑うジンに、サーシャは真っ赤だ。
「くだらん話はいい。ランドルフ、リリアン、明日は北西のサクシの町へ向かう。奴隷商を潰しに行くぞ」「は、はい!」
「警備は25人、指揮は魔導士くずれとの情報です。」「俺達は部屋に戻る。サーシャ様…」
「えぇ…」
「おや、では私もマリーが待ってますから。」
三人が部屋に戻り、取り残された一行。
「…」
「…ボク達ももどろっか」「う、うん♪」
「そうですわね。ご褒美も貰ってない訳ですから…うふふ…」
ランドルフ達も部屋に戻って行く。

ちなみに家に帰ったセガルドは、目を覚ましたセフィリアに押し倒され、朝まで眠れなかった…
そして、一週間後の兵舎初出勤の日。
「うっしゃ!今日から仕事だぜ!」
「セガル様…もうお昼ですが…」
「細かい事は言わないの!セフィは?」

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