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魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔導志 8

「あらあら、偉いのね。えっと…ランドルフ君?」
「は、はい。なんですか?」
「あなた達は式神を使役するために来たのかしら?」「はい、そうですけど」
「じゃあ、お姉さんを試してみる?」
「えぇっ!?」
二人は驚き声をあげた
「私の見たところ…ランドルフ君の魔力はかなりのものね。君なら私を使役できるかもしらないわよ?」
「ランド…どうするの?」「もちろん、勝負です!」「決まりね。じゃあ遠慮なく…」
マウアの両手に輝かしい光が溢れる。
ランドルフが杖を構えた。
「あら?その杖…破魔の杖にレアクリスタルが付いてるのね。まだ自分の魔力を全て引き出せないのかしら。」
「へ?あの…」
「いくわよ!!」
マウアの両手から無数の光の矢が放たれる
「うわっ!」
ランドルフは慌てて防御呪文を唱えた
「シルド!」
放たれた光の矢は、ランドルフの障壁に遮られる
「あら、さすがね。」
マウアは両手を向かい合わせ、霊力を凝縮していく。「これはどうかしら?」
その瞬間、レーザー砲のような光の閃光が、障壁を破りランドルフの真横をかすめていった。

「な!?」
「今のはわざと外したの。次はランドルフ君を狙うわね〜」
再び両手を向かい合わせるそれは死の宣告だった。
(マズい…今のをくらったら確実にやられる。かわせる事ができてもいつかは…どうする…セガルなら…)
「考え中のところに悪いけど、いくわよ〜?そらっ!」
一筋の光が放たれたその時、ランドルフは「そこ」に居なかった。
「あら?」
「ここですよ。マウアさん。」
ランドルフはマウアの眼前に現れた。
「きゃぁ!びっくりした〜。でもどうやったのかしら?」
「風属性の呪文フーバを唱えたんです。」
「フーバを?」
「はい。後ろの大木に向けて放ち、その力を利用してマウアさんの懐まで入り込んだんですよ。ボクには一気に距離を詰める脚力はありませんから」
「なるほどね☆あと、どうして攻撃魔法を唱えないのかな?」
「あ、いや…マウアさんに怪我させたら大変ですし」「ふふ、負けちゃった☆優しいご主人様、忠誠と服従を誓いますわ。」
「えっ?ほんと…?やった…やったぁ〜っ!マウアさん!ありがとう!」
「すごいよランド!アークエンジェルを使役するなんて!」
「ふふ、喜んで頂けて光栄ですわ」
「ランド!あの…その…すごくカッコよかった…」
「あ、ありがとうリリー…」
ランドルフとリリアンは、お互いに赤面して俯いてしまう。
「えっと、ランドルフ君、ちょっといいかしら?」
「わぁ!はい!なんでしょうか!?」
「見たところ…式神を使役するのは初めてよね?」
「はい。そうですけど…」「じゃあ私達、天使族との契約について説明するわね。まず、天使族は基本的に飽きっぽいの。だから主人の許可なく一方的に契約を破棄できるのよ。主は天使族に力を。天使族は主に魔力と興奮を求めるわ。」

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