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魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔導志 7

「悪魔族は他の種族と違い、主が亡くなるまでの間、絶対的に使役できます。主は悪魔族に力を。悪魔族は主に愛と子孫を求めるのですよ。」
「つまり、ゼシカをセフィ同様に愛してあげればいいって事になるのかな?」
セフィリアは黙って話を聞いている。
「そうです。愛を感じれなくなると、悪魔族の魔力は大幅に低下しますから。」「う〜ん…未来の嫁さんはどう思う?」
「…そうね。わたしは構わないわ。あなたの性欲にわたし一人は大変だし。ちゃんと愛してくれるなら…」「決まりだな。じゃあ今日はここでコテージを使うか。」

「これからよろしくお願いします。セガルド様、ソフィリア様」
「おぅ!セガルで頼む。ソフィもそう呼んでくれ」
「よろしくね。わたしもソフィで構わないわ。ね?セガル」
「わかりました。セガル様。ソフィ様。」     孤児だったセガルドは妻と式神…家族を手に入れた事を心から喜んでいた。
「今夜は燃えるぞ!」
「セガル様…嬉しいです」「今夜って…まだ昼じゃないの?」
魔法道具コテージは4人用の家が瞬時に出来上がる優れ物。内装はキッチン、ユニットバス、ベットが4つと十分な広さ。
三人は揃ってコテージの中へ


その頃、ランドルフとリリアンは…迷っていた。
「ランド〜、お腹減ったよ〜」
「そうだね。休憩にしようか。」
ランドルフは敷物を取り出し座ると、大きなバックからパンと林檎を取り出す。「リリーも食べなよ。」
「ありがと♪ねぇ、今まで魔物に出会わなかったけど、なんか不気味じゃない?」
「そうだね。魔物ばっかりじゃ困るけど」
「森では獣人と鬼人が使役できるんだよね?」   「説明ではそうだったけど、稀に天使や悪魔も出るらしいよ?」
「そうなんだ。ソフィ達は平気かな…アークデーモンに出会ってたりして」
「さすがにセガルでも、アークデーモンには勝てないと思う。出会ったら逃げてるんじゃないかな」
「ソフィは成績優秀だからわかるけど、あいつって強いの?」
「うん。アークデーモンは無理でもデーモンウォリア(魔力の弱い中級魔族)なら簡単に使役できるんじゃないかな」
「うっそ〜!!そんなに強いの!?セガルの話では、ランドにだけは勝てないって言ってたけど…」
「ボクなんかセガルに守られてばかりだよ…だから今回はセガルが選ばないような森にしたんだ。」
「そっかぁ、じゃあ頑張らなくちゃね!」
「もちろん。…っ!」
「ランドどしたの?」
「しっ!何か来るよ…」
「えっ?モンスター?」
「違う…危険な感じはしない…」
木の影から現れたのは、真っ白な翼を4枚持った天使だった。
「翼が4枚ある…アークエンジェル?」
「そこの少年と少女、何故ここにいるの?ここは危険よ。子供が来ていい場所じゃないわ。」
「子供!?失礼ね!」
「リリー、落ち着いて!あの、ボクはランドルフ。彼女はリリアン。お姉さんの名前は?」
「私はマウア。人間はこの森を出入りできないはずなんだけど…」
「ボク達は魔導学校の卒業試験のために来たんです」

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