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魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔導志 6

「ほぅ、かなりの魔力かと思ったら人間が2匹か。」二人の前に現れた長髪の女性。
「セガルド…」
「2匹?二人の間違いだろ?小学校で習わなかったか?」
隣で震えるセフィリア。
セガルドは挑発的な言葉で返すが額には冷や汗が伝っていた。彼女が悪魔族のアークデーモン級と本能的に察していたからだ。
「その娘ではないな。小僧、名は?」
「セガルドだ。そっちも名乗るべきだろう?」
「ふん、面白い小僧だ。我が名はゼシカ。この洞窟に何を求めてきた?」
「へっお前だ、ゼシカ。俺の式神にしてやるぜ!」

セガルドは紅月に手を掛けた。
「セガルド!危険だわ!」「これはチャンスだ!あいつを使役できれば…」
「ふふ…面白い…面白すぎるぞセガルドとやら。気に入った。相手をしてやる」ゼシカが高く片手を掲げると、巨大な斧が現れた。
「セフィ、下がってろ。」「イヤよ。わたしも…」
「一対一が望みらしいからな。セフィは見ててくれ」
「来ないのか?我からいくぞ!」
ゼシカは巨大な斧を片手で振りかぶり一気に距離を縮めてくる。
「な!?」(早い!)
ガキンッ!
セガルドは間一髪で斧を受けとめる。

「ほほぅ!その細い剣で受け止めるとは見事だ!これはどうかな?」
ガンッ!ガギッ!
ゼシカは斧を細剣のように振り回し、力任せに打ちつける。
「くっ!このままじゃマズいか…こいつより早く剣を打ち込めばいいだけなんだが隙がない…」
「ふふ、我を服従させるのだろう?」
「へっ当たり前だ。次で決めてやる。」
セガルドは背中の鞘を持ち刀をしまう
「?なぜ剣をしまう」
「別にいいだろ?ほら、打ち込んで来いよ」
「なるほど、死にたいらしいな」
セフィリアはただ見守っていた
「セガルド…どうするのかしら…」

「ゆくぞっ!」
「…」

ゼシカはセガルドの間合いに踏み込み、斧を振り下ろそうとした瞬間、既にセガルドの紅月が喉元で止まっていた
「な、なんだと…」
ゼシカに冷や汗が伝う
「間一髪だったな。俺の方がやられるトコだった」
「すごいセガルド!どうやったの!?」
セフィリアが珍しく素で興奮していた。
「紅月に付いてきた書物に書いてあったんだ。抜刀術って言う技らしいぞ」
セガルドは簡単に言うが、読むだけで実行できる技術ではない。自分では気付かないが、内に眠る潜在能力は確実に目覚め始めていた
しかし、上級悪魔族の魔力は半端ではない。純粋に武器の勝負でなかったら間違いなく負けていただろう。「さぁて、ゼシカさん?式神になってもらおうかな〜?」
セガルドはアークデーモンに勝利し、上機嫌だった。「…わかりました。セガルド様、絶対の忠誠を誓います。」
ゼシカは身に付けている魅惑的なアーマーとビキニを脱いで、セガルドに跪く。「おぉっ!?」
「なっ!?あなた何してるのよ!!」
思わず声をあげるセガルドとセフィリア。

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