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魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔導志 39

「ちょっと、聞き捨てならないわよ」
「何言ってるのよ!この淫乱!」
セフィリアとイリスも参戦「せ、セガル…どうしよう…」
「逃げ出したい…」
がゼシカに抱えられてるため逃げられない。
「ふん、やはり貴様とは決着をつけなくてはならないようだな」
「望むところよ!」
ゼシカはセガルドの体を降ろし、戦闘態勢に入る。マウアも翼をはばたかせ、間合いを取った。
「こらっ!アーク級がこんな所で戦うな!校内だぞ!」
「マウアさん!いい加減にして下さい!」
「セガル様…だって…」
「ご主人様ぁ…あの堅物が…」
「お〜ぃ、君達は合格者か〜?」
一人の教官が声をかけてくる。ランドは軽く会釈して答えた。
「はい、そうです」
「合格おめでとう。明日は合格者を祝う舞踏会を宮殿で行なうから、今日はもう帰っていいぞ。」
「わかりました。」
「セフィリアとイリスもだぞ?庇ってくれるのは嬉しいが…」
セガルドの説教はまだ続いていた。
「セガル、ちょっといいかな?」
「なんだ?」
「明日、舞踏会があるからもう帰っていいってさ」
「げ、舞踏会!?」
「うん。正装を忘れないでね?ボクはリリーの教室に行くから、またね。」
「おぅ。リリーによろしくな。」
「ゼシカ、覚えてなさいよ」
「ふん。」
ランドとマウアが去ってから、セフィとセガルは学校を後にした。
「よし、舞踏会には行かない。」
「ダメよ。お父様も来るんだから挨拶ぐらいしてね。」
「挨拶するのは問題ないが、正装とダンスは嫌だ。」「なんで?」
「面倒臭いから」
「じゃあダメ」
そんな光景を見かけたクリス。
「彼らは合格者だったな…名は、セガルドとセフィリア・クラウス…。セガルド…やはり聞いた覚えがある…。あの任務の時に、奴の友人が口にした名だ。あの男に似ている少年…。調べた時に存在しなかった奴の弟…。偶然ではない。彼は間違いなく奴の…」
クリスは騎士団本部へ歩きだした。 
「だいたい正装なんか持ってない。」
「帰りに買いに行きましょ」
「ぬぬ…あ、肋骨が…」
「ゼシカ、主人が歩けないらしいから抱っこしてあげてたら?」
「ふふ、もちろんですわ」「まて!もう治った!」
「明日は舞踏会かぁ、おしゃれしなきゃ♪」
「リリーはそのままでも可愛いじゃんか」
「へへ、うれし♪」
ランドルフ達も雑談を楽しみながら帰宅していた。
「私達も出席するんですよね?」
「絶対じゃないけど、出来れば出てほしいな。」
「わかりました。ドレスを用意しなくては☆」
「私もです。」
「如月は私に任せて。可愛くしてあげる♪」
「ランド様ですね…?」
不意に男に声をかけられ、ランドルフは振り返る。
「はい?なんですか?」
「私は『狂』の一人です。…忘れていませんね?」
「…もちろんです。」

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