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魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔導志 211

少し考えた後、白虎王は抱き締めたままリグールを押し倒した。
「初めては強いオスって決めてたの私。力じゃないよ?心が強いって意味。」
「ふがふが!」
「リグールなら合格だよ。メスを命懸けで護れるオスだから。ねっ?」
「んぐぐ!うーんー!」
ここまで積極的に女性に求められた事の無いリグール。白虎王は尻尾を使ってリグールの男根を自分の割れ目にあてがった。
「う…ん…あぁ…」
漏れるように吐息を吐き、ゆっくりと腰を沈めていく。
「んんんっ!んぅぅ…(さよなら、俺の童貞…)」
「はぁ、はぁ、意外と、痛いんだね…あ…」
腕の力が緩んだ所で、リグールは谷間から顔を離した。
「ぶはぁ!白虎王様、こ、これはさすがにマズイです!」
「んっ、なんで?んっ、リグールだって発情、んっ、してたじゃない。」
軽く抱き締めながら、ゆっくりと腰を動かす白虎王。膣内がうねるように絡み付き、童貞のリグールには強すぎる刺激だった。
「はぁ、はぁ、俺には、心に決めた女性が…うぁ…やばい…」
「んっ、あぁっ、でも、私と交尾したいからコレが反応したんでしょ?」
「それは、そうですが…いやいや、そうじゃなくて、はぁ、はぁ、んんっ!」
「あっ、また固く…あぁっ♪」
どくっどくどくどくっ
促されるまま、リグールは白虎王の膣内で果てた。
「はぁ、はぁ、はぁ、やってしまった…俺って奴は…」
「あぁ、熱い…♪はぁ…はぁ…ごめんね、嫌だった?」
初めてのオスへ愛情を示すように、リグールの唇や頬をペロペロと舐める白虎王。
「んっ、いえ、正直、とっても、嬉しいです…。(サーシャ…許せ…)」
「はぁ、はぁ、私、当分、ココに住んでもいいかしら?」
繋がってリグールに跨がったまま、白虎王は話す。
「んん、獣界は内乱中ですもんね…。生きてるって報告だけ獅子王様になされば、なんとか大丈夫かと…」
その間も、リグールの顔をペロペロと舐めている白虎王。
「ありがとうリグール、人界で最初に貴方に逢えたのは幸運だったみたい。したくなったらいつでも交尾させてあげるからね♪」
「あんまりそう言うのはよくないんじゃないかなぁと…」
「あら、まだ発情してるのによく言うじゃない?凄い固いわよ?」
「面目ない…」
「んふふ♪」

一方、森のゴブリン達が大人しくなり、帰還のためにリグールを探す二人。
「いないな…」
「森に…入って行った…目撃情報…沢山…だよ…?」
「シッ!何かの気配だ…」気配のする方へ静かに忍び寄ると、ボロボロの小屋が見える。
「リグール…かな…?気配は…二つ…」
「ふむ、しかしこんな無防備な気配をアイツでも晒したりはしないはずだが…。」
「でも…一応…森の中だし…」
「そうだな、一般の者なら危険だ。警告しといた方がいいだろう。」
ギシッ、ギシッ、ギシッ、小屋に近付くに連れて、木の板が軋む音と、女性の喘ぎ声が漏れてくる。
「…無防備な訳だ。まさかこんなとこでしてるカップルがいるとは…ん?どうした?」
アリシスが何かを察したように、クリスに視線を向ける。
「クリス…中に居る人の片方…凄く強い…私達二人でも…太刀打ち…無理…」
「…お前がそう言うなら、かなりの手練れだろうな。…どうする?」
「………覗く…♪」
「ったく…本当に覗きが好きな奴だな…。しかし、私達二人でも敵わない者とは興味がある。」
静かに小屋の裏側に周り、小さな小窓が顔を覗かせる二人。
「あぁっ!激しいっ!」
木の箱を並べた上に布を敷き、その上で交わる人間の男と獣族の女。
「うゎぁ…エロエロ…」
「珍しいな、獣族じゃないか…。相手は人間…ぶぼっ!」
吹き出し仰け反って隠れるクリスと、慌てて頭を引っ込めるアリシス。
「…ちょっとぉ…いいとこ…いま…」
「おま、見えなかったのか?アレは…」
「あぁっ!リグール!あんっ!あんっ!」
ハッキリと聞こえた。
「……嘘ぉ…」
「そのまさかのまさかのまさかだな…」
「どうすんのぉ…やばいよぉ…」
「やばいって…。まぁ確かにしかしとんでもないとこを見てしまったな…サーシャにベタ惚れの奴が…」
「ちがぁぅ…リグールの…最高の弱味を…握っちゃったってことぉ…♪どうしてやろぉ…これからぁ…」
「…そっちか…まぁ、終わるのを待ってやるか。相手の御仁も獣族の中でそれなりの地位にいる方だろうしな。」
ギシッ、ギシッ、ギシッ、「はぁ、はぁ、白虎王様、すみません、また…」
「いいわ、あんっ!そのまま出しなさい!あぁん!ああっ!」
リグールが最後の一突きの後、のし掛かり深々と膣内に射精していると、白虎王が下から首に腕を回して抱き寄せ唇を貪る。
「んふぅ♪んっ♪ん?外に誰かいるよ?」
「はぁ、はぁ、はぁ、え?」
コンコン…
まるで見計らったかのように、事が済んだ直後にドアをノックされる。
「は、はいはい!」
慌てて上着を着てズボンを履くと、呼吸を整えドアを少し開けた。
「…こんに…ちわぁ…♪」これ以上無いくらいの満面の笑みのアリシスが顔を覗かせる。
「ア、ア、ア、アリシス!!?」
「私もいるぞ。」
アリシスの横でクリスが呆れ顔を覗かせる。
「うげっ、クリスちゃん!?」
「私達に魔物討伐をさせながら、自分は美女とお楽しみとはいい度胸じゃないか。私の怒りの斬撃で胴と首が離れても文句は言えないな。」
「リグール?どうしたの?人間が訪ねてきたの?」
毛布で体を包んだ白虎王が後ろから声を掛ける。
「あ、はい、あの、ちょっと説明してきます!」
「ゆっくりでいいよ。終わったら続きしたいね♪」
小屋を出たリグールから、今までの経緯を説明された二人。
「って訳で、二人は信用できる同僚です。」
「クリスとアリシスね。よろしく。」
簡易ベッドに座りニッコリと笑顔で挨拶する白虎王。
「御目に掛かれて光栄です。白虎王様。」
「リグールが…お世話に…なりました…」
片膝を床につけ、最上礼で頭を垂れる二人。
「いいえ、リグールにはとても良くして頂きました。お二人と違い、礼節は少し足りませんでしたが。」

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