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魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔導志 184

ラクゥの呟きに応える者はいなかった。


「…ヴェイル様!」
「おや、テテュス。どうしたんです?」
「ヴェイル様を捜してたんです!急にいなくなってしまったから…」
「幼子じゃないんですから迷子になんてなりませんよ。心配性ですね。でも…」
ヴェイルはテテュスの腰を抱き寄せ、長い接吻をする。テテュスは嬉しそうにそれに応えた。
「クチュ……ふふっ、可愛い奴ですね、お前は…」
「んふぅ…ヴェイル様ぁ…」
ヴェイルはテテュスを抱き上げ、会場の外へと向った。


会場外、時計台の影でヴェイルは立ち止まった。
「ここら辺で良いでしょう…」
ヴェイルはテテュスに口付けをしつつ、着衣をはだけさせる。その下から豊満な果実が二つ、こぼれ落ちた。
「ちゅっ…ふふっ、興奮してるんですか?乳首、起ってますよ?」
「んんっ…ヴェイル様……はぁん」
ヴェイルは左手で乳房を弄びつつも、右手を下腹部へとずらしていく。
ヴェイルの手袋に包まれた、ひんやりした右手が肌を擦るたびにテテュスは甘美な声をあげる。
「あぁんっ…ふぅぁ……ヴェ…イル様ぁ…イイです」
「そうですか…では、これは?」
ヴェイルは右手の手袋を外し、魔法で浮かした。そして、胸部へと移し、やわやわと動かす。
「んふぁっ……イイ…イイですぅ…」
多人数に犯されているような感覚に襲われ、官能の渦に巻き込まれたテテュスは喘ぐ。
「ふふっ…一回、イきましょうか…」
「ああぁっ…イきますっ…ヴェイル様っっ!」
ビクッと震え、テテュスは果てた。
「はぁ…はぁ…んんっ」
「ふぅ…では、挿入れますよ」
「あぁっ…まだイったばかりで敏…感んっ」
ズズズッ…
ヴェイルはゆっくりと腰を進めていく。
「んふぅ…ヴェイル様のが…奥まで感じますぅっ…」
「ふふっ…動きますよ?」
ヴェイルはテテュスの美しい黒髪を撫で、言う。
「はいっ……動いて…ください」
リズミカルに腰を打ち付ける音と愛液が鳴らす粘着質な音とが混ざり合い、辺りに官能の世界が広がる。
「うっ…はぁ……んんっ…」
「くっ…相変わらずすごい締め付けですね…」
パンッパンッパンッ…
ヴェイルが腰を打ち付けるたびにテテュスは歓声をあげる。
「うぅん…ふぅ…またっ…」
「イきそうですか?…僕もです…一緒に…」
「はいっ…ヴェイル様ヴェイル様ぁ……イクゥッッ!」
ドクッン…ドクッドクッ!
ヴェイルはテテュスと共に果てた。


「ふふっ…良かったですよ」
「ん…ヴェイル様ぁ」
ヴェイルはテテュスの頬を撫でる。
「私…思い出してしまいました…」
「はい?」
「出会った時の事です…」

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