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魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔導志 181

「…」
「…じゃ。」
ルイは声と同時に消えた。「お、おぃっ!待てっ!はぁ〜…ジンに騙されたわぃ…。何が「ルクードの治安が悪化すれば貴方はチャンスです。警備中、暴漢に襲われてる女性を格好良く助ければそのまま良い仲に…ふふ…♪」だ…。みんなして面倒ばかり押し付けおって…」
デイルは溜め息を吐きながら会場の中へ歩き出した。


「おや?…ふふっ、疼きますか。でも、ダメですよ。お前の出番はまだですからね」
「ヴェイル様?」
「いえいえ、何でもありませんよ。ただね、紅雪が開放した兄弟を感じてざわつきまして」
そう言い、ヴェイルは矛の柄を撫でる。
「…セガルド君のではないですよ。他にも兄弟が近くにいるらしくてね。ふふっ…」


『えぇ〜…ただ今、会場内で複数の男性が襲われました。情報が足りません。情報提供にご協力お願いします』



「…なんだぁ?こんな人がいる所で殺しって騎士達は何してたんだよ?」
「でも、セガル…人がいきなり増えちゃったから、治安が悪くなっちゃてるんだよ」
「はぁ…これからルクードはどうなっちゃうんだろうな?」
「さぁ?…ても僕らも頑張るからさ…それよりもう僕達の番だからさ」
「おう…頑張れ!リリーもな!」
「私達が予選の予選落ちするわけないでしょ!」
『さぁ、ただ今参加資格を獲得致しましたのは900名中たったの82名!シュダ像…強い、強すぎる!』
『はっはっはっ…それ程でも…基本、騎士達が数人で協力すれば難なく倒せるのだがな』
『ジュダ様から貴重な助言が入りました!これから挑戦する選手…どう動くのか?それでは9ブロック…始め!』
もう観客も慣れ始めた眩い光に照らされてランドルフ達は各々のステージへと飛ばされた。


「…リリー、大丈夫?」
「ええ、ランドも…大丈夫そうね」
「うん」
ランドルフが周囲を見回すと何組かの男女と一体のジュダ像があるだけだった。
「あれを倒せばいいんだよね?」
「そうみたい…でも動く気配はないわね」
周囲の参加者も状況を理解したようで、困惑の色を隠せない。
その内の一人の女性が警戒しつつも呪文を唱え、放つ。
炎弾がジュダ像に当たる瞬間…
ギギー…シュンッ!
ジュダ像は剣を抜き炎弾を切り裂いた。そして、術者の女性に斬りかかる。

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