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魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔導志 167

「そうなんだよ!別に遊んでたわけじゃなくて…
証人もいるんだ。なっ?少年…」
八咫がランドルフへ振る。
「…ランドルフ君、何かあったんですか?」
「ええ、八咫さん達が傭兵風の男達に絡まれているとこに偶然、居合わせまして…」
「そうよ。ランドが止めに入んなかったら、そこの二人が暴れるとこだったんだから…」
ランドルフとリリアンが口々に言う。
「まぁ、今回は不問にしましょう」
八咫と滝夜叉姫がそれぞれ、安堵の表情を浮べる。
「そういえば…ランドルフ君達も観戦ですか?」
「ええ、今日は…」
「…じゃあ、ご一緒しませんか?席を取りすぎちゃいまして…」
「ヴェイルさんってシルヴァ家の方ですよね?だったら席、取らなくても貴族席がありますよ?」
リリアンが尋ねる。
「ええ…でもちょっと、あそこは肩が凝りそうで…」
「それに貴族席には式神は入れないらしくって…ヴェイル様が一般席にしてくれたんですよ♪」
テテュスが嬉しそうに微笑む。
「…相変わらずお熱いことで…」
「あら、あなた達こそ仲が良さそうじゃない」
八咫の揶揄にテテュスが切返す。
「…で、ランドルフ君。どうします?式神は同伴出来ませんよ?」
ヴェイルはランドルフを見つめ、答えを待っている。
「…じゃあ、お願いします」
しばらく考えた末、ランドルフは答えを出した。



その頃、ヴェルナード邸では…
「…んっ」
ソラはベットの中で目を覚ました。隣には未だ寝息をたてているセガルドがいる。
「……そっか…あの後、すぐに寝ちゃったんだ…」
昨晩の行為を思い出し、顔を朱に染める。
しばらくセガルドの寝顔を見ていると…
「ふわぁ〜……ん?…ソラ、おはよう」
セガルドはのっそりと起上がり、大きく伸びをする。
「おはようございます、セガルド様」
ソラは微笑んで答える。
「あ〜、眠い!」
「眠ったのが遅かったですしね…」
「ふぅ…今日から大会だからな…」
「頑張って下さいね!」
「おうっ、団体戦の予選が昼からあるけど…」
「もちろん応援しに行きます!」
「うしっ…じゃあ、朝飯を食いに行くかっ」
「はい…」
セガルドはソラと供に食堂へ向うとすでにシュダが食事を済ましくつろいでいた。
「おはようございます、お義父様…」
「やぁ、おはよう。調子はどうだい?」
「ばっちりです。予選通過は確実ですね!」
「もうっ、セガルったら…」
先に食卓へ着いていたセフィリアが話しに入る。

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