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魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔導志 162

「ソラ…」
セガルドはソラを抱き寄せた。すると、ソラはセガルドにもたれかかってきた。
否応なしに二人の顔は接近する。そして、唇を合わせた。
最初は軽いキスから、次第に強く、激しいキスに変っていく。
「チュ…はぁ…んん」
セガルドの舌が侵入する。

浴場に粘着質な水音が響く。
「ふぅ…ソラ、続きは君の部屋で…」
「はい…先に行ってますね」
ソラはそう言うと頬を紅潮させ、湯船から上がった。


場所は移って、ランドルフ家では…
「すいませんね。夜分遅くに…」
「いえ、あんまり眠くなかったんで…」
ジンが尋ねていた。
「明日から大会ですから、早々にお暇しますよ。いくつか話しておきたいたいことがありまして…」
「なんです?」
「…まず式神のことですが、あまり気にしないことです。しばらくは大会にだけ集中しましょう」
「…はい」
「後、これはお願いなんですが…大会中、試合以外の時は極力、ルクード市内を巡回してくれませんか?」
「いいですけど…」
「すみませんね。なにぶん騎士団だけでは不安なもので…」

「大変ですね…わかりました。試合のない日は市街を巡回します」
「では私はこの辺で…妹をよろしくお願いしますね」
そう言い残しジンは部屋を後にした。
すると、入れ替わるようにリリアンが入ってきた。
「今、お兄様にあったけれど…何の話をしてたの?」
「うん、ちょっと大会のことでね…」
「ふ〜ん…ねぇ、ランド。明日、団体戦の予選があるけど大丈夫?」
「うん。近頃、調子がいいんだ」
「…もしセガルドと当たったらどうする?」
「そのことなら今日、ジンさんに頼んでおいたんだ。」
「当たらないように?」
「ううん、当たるように」
「…!」
「ほら、一年くらい前にセガルド達と戦ったことがあったじゃん?その時はアリシスさんが間に入って、決着がつかなかったからさ…」
「ふふっ」
リリアンは笑いだす。
「…?リリー、どうしたの?」
「…ランドも男の子だなって思ってね…ふふふ」

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