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魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔導志 161

歩き出したクリスの後を皆が追う。
「ランドったら時々…」
「セガルなんて…」
お互いの夫の話で盛り上がるリリアンとセフィリア。「セガルドってば凄いエロエロなんだよ〜♪」
「イリス、そんな風に言ってはダメよ。」
「確かに顔がエロそうだしね〜。納得。」
メリル、ゼシカ、イリスはセガルドについて話していた。その後ろを歩くセガルドとランドルフ。
「どうだ、ちっとは元気になったか?」
「うん♪久々に見たらビックリしちゃったけど…」
「そっか♪」
笑顔のランドルフを見て、セガルドも嬉しそうに笑っていた。
「よし、じゃあ踊るか!」
「うん。でもセガル…君は誰と?」
「あ、やべっ…」
セガルドは前方にいる妻と式神達を見回した。
「あはは…セガル、頑張ってね」
「ああ…」


そして夜も更け、ヴェルナード邸では…
「はぁ…疲れた」
与えられた自室でセガルドは溜息をついた。ゼシカしかいない。
結局、全員と踊ったセガルドは既に足がガクガクしている。
「申し訳ありません、セガル様…」
「いや、ゼシカが悪いわけじゃないから…風呂でも入って寝よ」
「明日は早いんですか?」
「義父様が気を利かしてくれてな…午後からだ」
「なら今夜は…うふふっ」
ゼシカは妖艶に笑う。
「悪い、ゼシカ。先約がある」
「え?…ああ、ソラ様とですね!頑張って下さい」
「おうっ。ルカの時の丸薬を持ってるらしいからな…今夜は燃えるぞ!」
セガルドは上機嫌で部屋をあとにし、大浴場へと向かった。


バシャンッ…
「ふぅ…」
セガルドは湯に浸かり疲れを癒していると、大浴場に誰かが入ってくる気配を感じた。
セガルドは―まぁ、シュダ様達だろう―と思い気にしなかったが…
「セガルドさん…お背中流させて下さい」
「…!」
予想していなかった女性の声にセガルドは驚き、振り返る。
そこには一糸纏わぬソラの姿があった。
「…えっとソラ。ここ男湯だったよな?」
「…セガルドさんが何時まで経っても…その…『相手』をしてくれないのでルカさんに相談したんです。そしたら…」
「…風呂場で誘惑しろとでも?」
「…はぃ」
ソラは顔を真っ赤に染め、かすかな声で答えた。

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