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魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔導志 15

「デーモンナイトは上級悪魔の中では、アークデーモンより下位よね?」
「えぇ…この魔力は…まさか!」
「どうしたの!?危険な悪魔なの!?」
ゼシカが玄関の扉を開けた瞬間
「お姉さまぁ〜っ!!」
「イリス!やっぱりあなただったのね」
飛び込んできた悪魔の少女がゼシカに抱きつく
「あの〜…お知り合い?」「あ、申し訳ございません。彼女はイリス。魔界で親しくしている者です」
「初めましてぇ!お姉様のご主人様ですかぁ?」
イリスは頭をペコリと下げてから、セフィリアを見て問い掛ける
「イリス、その方ではないわ。私のご主人様は、今お風呂に入ってるの。」
「…男の人間なの…?」
「そうよ。セガルド様って言うの。私がこれから一生涯かけて尽くす大事な男性よ。」
「…ダメ…ダメ!人間の男なんてゴブリンみたいにエッチする事しか考えてないもん!お姉様!なんでそんなのに仕えるのよ!」
イリスは怒り怒鳴り散らす「イリス。例えあなたでもご主人様を侮辱するのは許せないわ」
ゼシカが憤り、周辺の空気が張り詰めてセフィリアが少し息苦しくなる。

「お姉様、あたしがお姉様の主人をやっつけてあげる!」
「それはダメよ。彼と戦う前に、私と勝負してもらうわ。」
(これはチャンス…セガルならそう言うはず…)
「セフィ様!?」
「あなたがあたしと?無理よ。命は大事にしなきゃ。」
「逃げるのかしら?意外と弱虫なのね。」
「…いいよ。知らないからね。」
ゼシカは心配そうに二人の後を追う。
「セフィ様…彼女は見た目が幼くともデーモンナイトです。」
「わかってるわ。だから、このチャンスを逃せないの。」
「…わかりました。」

「ただし!あなたはご主人様の大事な奥様です。危険と判断したら即止めます」「ありがとうゼシカ。でも、「未来の」がぬけてるわ」
「話し合いはもういいの?」
イリスが両手を高く掲げると、右手に長剣、左手に盾が現れた。
「いいわよ。きなさい!」セフィリアは杖を構え、集中力を高める
(長期戦は不利…強力な一撃で倒すしかないわ)
「いくよ!!」
イリスは、長剣を振りかぶり、一直線に向かってくる「フレイムア!」
杖の先端から炎が巻き上がり、刄を造り出す。
ガギンッ!
「へぇ〜、高等魔法が唱えられるんだ〜」
「あなたを使役するんだもの。それぐらいの力がなくては無理でしょ?」
「じゃあこれは?そらぁっ!」
カキィンッ!
「なっ!?」
セフィリアの炎の刄が、あっさりと叩き切られる。 「そんなんであたしに勝てるつもりだったの?」
「…まだまだこれからじゃないかしら?フーバ!」
「えっ?きゃぁ!」
イリスは突風に煽られ後ろに後退する。
「やったなぁ〜!」
「ねぇ、長引くとあなたも疲れるでしょ?次で決着をつけないかしら?」
「ふんっ!長引いたらあんたが勝ち目がないだけじゃん!」

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