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魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔導志 126

入ってきたのはなんとゼシカだった。「ゼシカ!どうしてここに!?ぐぁっ…」セガルドはあまりに突然の出来事に驚きを隠せず大きな声を出してしまったので傷に響いてしまった。「セガル様…そのままに…あまり興奮なさらないよう…」ゼシカはセガルドをゆっくりとベッドに寝かせた。
「ゼシカ、どうしてここに?」
「はい。再契約されたんです!」ゼシカは嬉しそうに微笑んだ。
(やっぱり約束は守ったのか…)
セガルドは顔をうつ向かせた。ゼシカが心配そうにセガルドの顔を覗き込む。「あの…セガル様?どうかなされましたか?」セガルドはしばらく黙ったままだったが、「ううん、なんでもないよゼシカ…心配かけてごめんね…」そう言って顔を上げゼシカに微笑みかけた。「そうですか…ならば良いのです。」
しばらく二人の間に沈黙が続いた。しかし、その沈黙は一人の少女によって一瞬で破られた。        「セガルッ!!大丈夫!?どうしたの!?」勢い良く部屋に入ってきたのはセフィリアだった。「セフィ!?どうしてここに?」驚いた顔でセガルドはセフィリアにたずねた。「質問を質問で返さないで…セガル…いったいどういうことなの?」「それは……」セガルは重い口を開いた。
「ま、まぁまぁ…セフィ様、落ち着いて下さい。」
ゼシカが間に入るが、セフィリアは構わず続けた。
「腐ったトマトの山を食べて死にかけるなんて聞いた事が無いわ…なんでそんな事したの?」
「へ?」
「へ?じゃないわよ!リグール様とクリス様の話じゃ危うく死ぬ所だったのよ!何考えてるのよ!」
「あ、あ〜…なんでそんな話に…」
「もうっ信じらんない!反省するまで許してあげないから!」
一通り話終えると、セフィリアは部屋から出ていってしまった。

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