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魔導志
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔導志 125

「人じゃないとわかってたが、魔族だったのか…」
その言葉を聞くと同時に、レイラの表情が妖しく変化した。
「そうなのよ。…あなたに一ついい事を教えてあげる。私、もう少しで魔王様を消せるの…」
「?」
「理想郷の話よ。楽しみで楽しみで仕方ないわ…。さて、どうするの?」
「…二つ、条件がある。ゼシカを今すぐにでも返してくれ…。もう一つは…」
「俺の周りに手を出すな…でしょ?わかってるわよ♪これでも私は魔族よ。約束は守るわ。」

「…」
疑いの目を向けると、レイラは可愛らしい微笑みを浮かべた表情に戻っていた。「あ、そうそう。あなたの事が大嫌いな彼の名前は…なんだったかしら?」
「俺が知るか。」
「あなたとは顔見知りらしいのよ。確か…サク?サジ?サル?」
「サイ…か?」
「あ〜そうそう!そんな感じ♪今すぐとは言わないけど一週間しか待てないから。後始末は私がするから安心してね。」
「…殺すのか?」
「うふふ♪それじゃご機嫌よう」 
「おいっ、待てっ!ぐ…」レイラは窓を開けると飛び下りるように部屋から出ていった。
「ったく、何なんだよ?人を殺そうとしたり、殺せって言ってきたりよ〜」
(でも、契約解除できたり、だだの魔族ってわけじゃないいよな…)
「まあ、その前に飯だな!」
しかし、起とうにもにも身体がいたんでうまく動けなかった。
その時…
『ガチャッ』
ドアが勢いよく開いた。
「セガル様っ」

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