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群れなして蠢く美しき屍
官能リレー小説 - ファンタジー系

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群れなして蠢く美しき屍 3

細い足を教師の首筋に巻きつけ、恍惚とした表情で涎を垂らしている。

「すごぉい…ふとぉい…あぁん…」
立ったまま体育教師と交わっているのは、普段その教師を蛇蝎のごとく嫌っている女生徒だった。
たびたび頭髪や服装の乱れを教師に注意された彼女が、いまその教師と繋がり、茶髪気味の髪を振り乱して激しく腰を振っている。

その他の女生徒も半裸か全裸で体育教師の全身に身を摺り寄せ、憚ることなく嬌声を上げていた。
誠は普段からは想像できない、ありえない光景に思わず足を止めていると。
突然足から快感とも怖気ともつかない感触が走った。
嫌な予感がしつつも足元に目をやると。

「ねえぇ・・・せっ○すぅ・・・せっく○しよぉ・・・?」
「もっと・・・もっとぉ・・・♪」
「足りないの・・・こんなんじゃまだまだ足りないのぉッ・・・!」

手持ち無沙汰になった女子生徒や女性教員たちが、いつの間にか誠に群がってきていたのだ。
ちょっと目を動かせば、そこにはぐったりして動かなくなった男子生徒の姿がいくつか見える。

「ひ、ひいぃっ!?」
「はうぅンッ!?ま、誠くんのが私の膣内でビクンってぇっ♪」

ゾンビのごとき、光のないにごった視線を浴びた誠は怯え。
後ずさったことでどこかえぐられたのか、弥生がうれしそうに声を上げる。
ここにいてはヤリ殺されてしまう。
本能的に命の危険を感じた誠は、絡み付こうとする女たちの手を振り払って逃げ出した。
反応が遅れたために、背中から抱きついた女子を背負う羽目になってしまったものの。
女たちの動きがカメやナメクジのように鈍かったこと、そして他にも獲物(=男)がいたこともあり、何とかその場を逃れることができた。
しかし一度襲われかけたことで、誠は理解できた。
ここは危ない。
もし立ち止まれば、飢えた女たちに囲まれてヤリ殺される、と。
一歩踏み出すたびに喘ぐ教師と、背中に張り付いた女子生徒をくっつけたまま誠は考える。

(どこか・・・どこかないか?コイツらの入って来れない、安全なとこ―――!
 ・・・そうだ、屋上!屋上なら・・・!)

ふっと思いついたその場所に希望を見出した誠は、女性2人を担いでひたすら走った。
火事場のバカ力というヤツだろうか。
目的地には比較的早く到着した。
中に入った誠はすぐさま鍵をかけて入り口をふさぐ。
そしてなおも誠にへばりつく厄介者2名を引き剥がしにかかった。

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