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姫騎士・リリーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姫騎士・リリーの冒険 57

「そ…そんな事、出来ないよ……」

「そう、じゃ無理ね。私はそろそろ寝るからじゃーね」

そう言ってフィオは興味がなさそうに仕事に戻っていった。
後にはポツンとただずむエルンだけが残されていた。


その夜、エルンはミーヤを買った。
エルンは一応従業員として雇われており、また賢いペットとして
他の娼婦たちに可愛がられていた経緯がありミーヤと一夜を過ごすだけのお金はあった。

買った理由はよく判らなかった。
ただ、誰にも邪魔されずにミーヤと一緒に居たかったのだ

「な…なんだか変な感じです…」
ベッドの上に産まれたままの姿で座り込んでいるミーヤは、豊かな胸を両手で隠しながらつぶやいた。
「ミーヤさん…」
同じく全裸のエルンがミーヤの上に覆い被さるように体を重ねる。
エルンはミーヤの手を取ってよけた。押さえつけられていたミーヤの乳房が自由になり、プルンとこぼれた。
「あ…」
ミーヤはの顔は真っ赤になっている。
彼女は既に百人以上の男と枕を共にし、店内のステージでは毎晩ストリップダンスをして数多くの男達の前にその裸体をさらけ出して来た。
しかし、今こうしてエルンに裸を見られるのが何故かたまらなく恥ずかしがった。
「エルンさん…」
「何ですか?ミーヤさん…」
「わ…私もしかしたらエルンさんの事、好きになっちゃったかも知れません…」
エルンはその言葉に何も言わず、口付けで応えた。

二人は唇を重ねたまま、お互いの体を弄る。
やがてエルンの男根が頭をもたげて来た。
人間の物とは比べ物にならない巨大な男根である。
ミーヤは目一杯に口を開いて男根を含み、舌で愛撫した。
少しでも無理すればアゴが外れそうだ。
「アァ…ミーヤさん!!で…出ます!」
しばらくしてエルンは達し、ミーヤの口内に射精した。
その精液はミーヤが今までに寝たどの男よりも大量で濃厚だった。
「んぐ…んぐ…んぐ…」
ミーヤは一滴残らず飲み干そうとしたが、たちまち口から溢れ出す。
「ぶはぁ…っ!!はぁ…はぁ…エ…エルンさんの…スゴすぎです…」
「ご…ごめんなさいミーヤさん!大丈夫でしたか?」
「えへへ…何とかね」
口から精液を垂らしながら笑うミーヤ。
エルンはそんな彼女がたまらなく愛おしくなり、彼女の体を抱きしめた。
「ミーヤさん!僕も貴女が好きです!今夜だけで良い…今夜だけ僕の物になってください!!」
「…はい」
ミーヤの頬を一筋の涙が流れ落ちた。
それは彼女が娼婦になってから流して来た数知れない涙とは違う意味を持つ涙だった。

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