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姫騎士・リリーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姫騎士・リリーの冒険 51

ミーヤの声を聞いたとき、エルンの動きは止まった。だか、次の瞬間エルン耳から血が吹き出した。
そのまま倒れこむと、いびきをかいて寝てしまった。
この様子を見て、エステアはエルンを諦め、別の方法でミーヤの躾けをすることに決めた。
詫びは後日となり、とりあえずミーヤの貞操は守られた。
だが、それは明日になればはかなく散っていくものだ。
ミーヤは小用を足そうとして、トイレに腰掛ける。
出し終わった後、紙で拭こうとして検めて蝶の刺青を見つめる。
色鮮やかな紫の蝶が、自分のみが昼の世界から、夜の世界の住人になったことを思い起こされた。
「ため息ついちゃって、今更堅気の世界に戻れると思っているの」

思わずため息をついてると、隣の個室から声が聞こえてきた。
エステアとは違う、ミーヤと同じ年代の少女だ。

「どういった経緯でこの店に来たか知らないけど、もう元の生活には戻れなんだし、ここは開き直って頂点目指すのも悪くないと思うんだけど」
久しぶり聞く前向きな声に、ミーヤは壁越しに話しかける。

「貴方は」

「私の名はフィオ、あんたと同じ昨日の夜墨を入れられて娼婦となった新入りの1人だよ」

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