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姫騎士・リリーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姫騎士・リリーの冒険 47

だが催眠イヤリングで操られている娘達は、胸当てがズレようと前掛けが捲れようと気にしない。
客の中には娘の体に触れる者や、中には抱きつく者さえ居る。
それも娘達は全く気にしていない。
(私もいっそイヤリングで意思を奪われた方が楽かも…)
ミーヤは思うのだった。

「おい!そこのデカ乳娘!!何をボサっとしてるんだ!?さっさと注文を取りに来んか!!」
「は…は〜い、ただ今〜!(何がデカ乳娘よ!?私にはミーヤ・エルセンって名前があるんだから!!)」
新しく席に着いた客のグループに怒鳴られ、慌ててテーブルに飛んでいくミーヤ。
良い身なりをしているが、ずいぶん傲慢な客達だ。
「フン…小娘が!一体我々を誰だと思っとるんだ!?」
「はぁ…(あんた達なんか知らないわよ〜!!)」
「ワシらはこの街を治める評議会の議員だぞ!」
「え?町会の人?それは偉いんですか?」
「バカモノーッ!!!!この店の売り上げから街に収める税率を決めるのも、営業の許可を出すのもワシらだ!そこの所を良〜くわきまえておいた方が店のためだぞ、娘よ?」
そう言って男の一人がミーヤの胸に手を伸ばし、乳房を鷲掴みにした。
「キャアァー――ッ!!!?何すんのよこのスケベジジイー――ッ!!!!」
「ぐぎゃっ!!?」
ミーヤは反射的に男の脳天に回し蹴りを喰らわせた。
しまったと思った時にはもう遅かった。

「貴様、これはどういうつもりか」

「この店の教育はどうなっているのだ。店長を出せ」

たちまちあたりは騒然となった。

「も、申し訳ありません」
ミーヤも慌てて頭を下げるが、効果など無かった。
と、そこへ何時来たのかエステアがやってきた。

「あらあら、申し訳ありません。このお詫びは直ぐにさせてもらいます」

「侘びだと、何をするというのだ。普通の事では納得せんぞ」

蹴りを喰らった男は、尋常でない目をして怒っている。

「そうですね……それならこの娘の初めてを貰ってはいただけませんか」

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