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姫騎士・リリーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姫騎士・リリーの冒険 46


いつの間に集めたのか分からないが、エステアはどこからか十人前後の若い娘達を連れてきた。
皆なかなかの美女で、耳にはあの催眠イヤリングを着けていた。
おそらく街の娘達を騙して連れて来たのだろう。
ミーヤは彼女達と共に手術を受け、その体に一生消えぬ娼婦の烙印を刻まれたのである。

(あの時は、本当に死ぬかと思いました)
ミーヤは手術の時の痛みをしみじみと思い出す。
クリトリスにピアスの穴を開けられたときは、一瞬で気絶してしまった。
さらに恥丘の部分に針が刺される感覚は、ただ痛いだけでなく、自分の心に消せない傷跡を刻み込まれたように感じられた。

エステアの治癒の魔法で両方共もう痛みは無いが、まだ違和感だけは残っている。
それはミーヤ自身が、まだ娼婦という職業を受け入れきれていない証拠…自分の下した決断が100%正しかったという確証が、まだ持てていない証拠なのかも知れなかった。

そして日が暮れ、店は開いた。
店は初日という事もあって大盛況だった。
かなり広いはずの店内は、開店と同時に好色そうな男達によって埋め尽くされた。
特にこれといった宣伝もしていないのに、まったく男という生き物は…と、ある意味感心するミーヤであった。

なぜかエステアはいつの間にか居なくなってしまっていた。
だが困る事は無かった。
エステアが連れて来た娘達が(おそらく本人達の意志ではないのだろうが)、まるで以前から食堂で給仕でもしていたかのように手際良く動き回ってくれるのだ。
これも催眠の効果なのかは分からないが、的確に注文を取り、客の望む種類の酒を持って行く。
中には調理の出来る者もおり、つまみ程度の小料理も出した。
だがミーヤの場合、不慣れに加えてプライドが邪魔して、積極的に客に接する事が出来ないのだった。
(でも一番問題なのはこの服よ〜!!)
コジャの店では際どいデザインのメイド服を着せられたが、ここは違う。
ギリギリで乳首を隠せる程度の小さな三角の布を細い紐で結んだだけの胸当て。
何とか秘部が隠れる長さの小さな白い前掛け。
ハイヒール。
それだけだ。
胸当てとハイヒールは扇情的な真っ赤な色。
前掛けは前だけなので、当然ながら後ろはお尻が丸出し。
しかも動き回っているうちに、しょっちゅう捲れて秘部が露わになる。

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