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姫騎士・リリーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姫騎士・リリーの冒険 39

それは何とも不気味で奇妙な生物だった。
例えようも無い姿をしているが、あえて言うなら巨大なイソギンチャクといった所だ。
もっとも、目の前の生物はイソギンチャクが可愛く思えてしまう程グロテスクで巨大だったが…。
「どうかしら?私の作った触手ちゃんよ。可愛いでしょう」
触手はリリーに向かってヌルヌルとした粘液の滴る長い腕を何本も伸ばしてきた。
「ヒイィ〜〜〜ッ!!!?た…助けてぇ〜〜っ!!!来ないでえぇ〜っ!!!!」
リリーは逃げようとするが、あまりの恐怖で腰が抜けて立ち上がれない。
触手の腕がリリーの四肢を捉えた。
触手は信じられない程の怪力で、リリーは手足を大の字に開いた格好で拘束されてしまった。
「離してぇ!!!」
触手から新たに二本の腕がリリーに伸びて来る。
それは今までの物よりも太く、大人の腕ぐらいある。しかも先端部分が男性器の形をしていた。
「い…嫌ぁ!!!何なのこれぇ〜!!!?」
リリーは男性経験は無いが、過去に王宮内で人目を盗んで愛し合う召使い達の情事を覗き見した事が何度かあった。
王宮の書蔵で一人、性に関する書物を読んで勉強した事もあった。
だからその触手の先端の奇妙な形状が何であるかもすぐに分かった。
「ギャアアァァー――ッ!!!!?ヤだあぁー――――っ!!!!!来るなあぁー―――っ!!!!」
リリーは狂ったように泣き叫んで暴れた。
だが手足を拘束した触手はビクともしない。
「う…っ!!?」
大きな口を開けて叫んでいると、片方の触手が口の中に入って来た。
触手は口から抜けないよう器用に前後運動を開めた。
ジュブ…ジュブ…ジュブ…
「うっ…うぅっ…うっ…!!!」
リリーの唇の隙間から彼女の唾液と触手の粘液の混ざった液体が溢れ出て淫らな音を立てた。
間もなく、触手はリリーの口内に大量の精液を注ぎ込んだ。
「うう〜っ!!!?(何これ!?熱いし苦い〜!!)」
大量の精液のためにリリーの頬はぷっくり膨らみ、一部は鼻の穴から溢れ出て来た。
しかし、リリーはその大部分を飲み込むしかなかった。
「…んぐ…んぐ…んぐ…」
喉を鳴らして触手の精液を飲み込むリリー。
「たっぷり飲んでね〜?その触手ちゃんのザー○ンは特別なんだから〜」
(と…特別!?一体どういう意味なの?)
その答えはすぐに分かった。
精液を飲み干したリリーは、見る間に体中が熱く火照って来るのを感じた。
特に性器は燃え上がる炎のように熱く、さっきから物凄い速さでバクバクと脈打つ鼓動に合わせてジンジンと疼いている。

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