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姫騎士・リリーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姫騎士・リリーの冒険 25

「リリーさん達はこの先に言ってください
ここは僕が抑えます」

高台までの距離は後少し。ここでエルンを殿にして強行突破をすれば到達できない距離ではない
ただし、一人取り残されたエルンはどうなるかは想像に難しくなかった。

「エッエルンさん!危険ですよ」

ミーヤもそう言い制止する。しかしエルンの決意は固かった。
「いえ、行ってください。さあ早く!」
結局、2人は高台に急いだ。エルンの決心を無駄にしない為に


リリーとミーヤは高台にへと何とか辿り着くことが出来た。
本来このような有事の際はここが避難場所となり人でごった返していても不思議ではないのだが
途中、幾度もなくモンスターの妨害に遭ってまでここに避難してくる者は皆無で、無人であった。

しかし、リリーの超感覚では複数の生物の気配を掴んでおり、やはりリリーの勘通り、ここが異変の中心であることは明白であった。


「出てきなさい。隠れているのは判ってるわ。
早く呼び寄せた魔物を元に戻してお縄につきなさい!!」

姿を現さない犯人に焦れてリリーが声を張り上げる
すると遥か上空から音もなく箒に乗った魔女が降りてきた。


「あらっ案外早かったじゃない。それが噂の超感覚ってやつなのね
話を聞いたときは半信半疑だったけど、なかなかどおして、研究しがいがある素体ね」

箒に腰掛けた魔女は黒の尖り帽子に黒のワンピースの魔女らしい服装であった。

しかし、ワンピースの胸元は、乳首の形が浮かんでしまうほどの巨乳によりピッチピチになっており
また、大きな尖り帽子は、その絶世の美女である彼女の美貌を隠すのには不十分だった。

しかし、リリーの目には彼女のそこの知れない圧倒的な魔力が映っており
謀らずも手に持つ剣を握る力を強くするのであった。


「貴女は私を付け狙う組織の一員ね。何が目的なの?」

リリーが吼える。しかし魔女はどこ吹く風で知らん顔をしていた。

「もー心外だなあ。あんな頭の固い奴等と一緒にしないでよ
でも…まあ目的は一緒だから、仕方がないのかな?
今は彼らに頼まれてアルバイトしている身だし」

「高いところで高みの見物してないで降りてこーい!」

若干、蚊帳の外だったミーヤが怒る。それに対して魔女はただ微笑み、指を鳴らすのだった


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