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姫騎士・リリーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姫騎士・リリーの冒険 22

すると先程まで体を縛っていた催眠の鈴の音が無くなり自分を戒める物がなくなったので、私は目の前の女の頬を思いっきりぶん殴った。

様々な事が重なりパニックになる店内、その時リリーは襲ってきた魔物がエルンではないかと心配になったが、その心配は杞憂に終わった。

「来たぞ」と誰かが言う
皆が入り口の方に視線を向けるとそこには小鬼妖精のゴブリンが一匹、ひょこっと顔をだした。

お店の中には失笑が流れる

ゴブリンといえば人間の子供位の背でブクブク太っていて
性欲旺盛で暇があればメスを犯す事しか考えない下等な生物であった
そして、ちゃんとした装備があれば駆け出しの冒険者でも先ず負けない初心者向けの魔物というのが一般認識であったためだ

調子に乗った1人の用心棒が鼻唄混じりでそのゴブリンに近づき
一太刀で片付けようと剣を抜いた。そしてゴブリンに近づいた時異変に気がついた。


扉は半開きになっていて、外の様子は伺い知る事は出来なかったのだが
ゴブリンがその扉を開けて中に入って来たのだ。すると自然と扉が開かれるのだが、その奥にはゴブリンが犇めいていたのだ。

大量のゴブリンに襲いかかられて、一瞬の内に食い殺される用心棒。店は再び阿鼻叫喚の渦に巻き込まれた。
一方、店の近くの外では。

「クソー見失った、もう駄目か………」
リリーたちを見失ったエルンはリリーがいる店の近くでフードで顔を隠しながら途方にくれていた。

「大変だーゴブリンが店で暴れてるぞ!!」
「ぎゃー逃げろ!!」
「ゴブリン、もっもしかして・・・・・リリーさん。」

途方にくれながらも直向にリリーたちを探しているエルンはゴブリンに襲撃されている店を聞き、リリーがそこに居るのではないかと感じ店へ行く。

「これで…最後っ」

リリーは数に押され次々に殺られていく用心棒達の剣を取り、彼らの代わりに剣を振るってい
30匹近くいたゴブリンはリリーの孤軍奮闘により一匹残らず仕留められていた。

もう荒れ果てた店にはリリー以外の人間は居なく、すべての客は件の裏口から避難済みだった


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