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姫騎士・リリーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姫騎士・リリーの冒険 18

(魔法が上手く使えたら一気に叩きのめせるのに悔しいわ!!)
鈴の不快な音と魔法を上手く使えず尻尾を見せない連中にリリーは少し苛立ち始めた。
(エルンさん、姫様暴走しそうで私、貞操が危ないです。)
ミーヤは不機嫌なリリーと自分の娼婦みたいないやらしく格好を見てるスケベな客をみて、いもしないエルンに助けを求める。


一方その頃、当のエルンはというと

「くっ、完全に見失ってしまったぞ。匂いが途切れて解らないクソッ!!」

結局、2人を見つける事が出来ずに途方に暮れるエルンだったが
次の瞬間には、そんな気持ちは吹き飛んでしまった。
カーンカーンカーンカーン……

「なんだ?街の警鐘が……」



「ああ…、なんだか眠くなって来ましたわ……」

リリー達の頭の中でチリリリン…と鈴の音が鳴り響き、そして
だんだんと耳に残りっていき…遂には鳴り止まなくなった頃
既にリリー達の目には力がなく、虚ろなまま空中を見詰めている
状態になってしまった。

「は〜い。なかなか手強かった方も居ますが、全員下準備は終わったみたいですね〜
では、これから本当の意味で働いて貰いますよ〜」


皆が皆、ボーッとして突っ立っている異様な空間に
未だにローブを脱がない女がやって来てそう言った。

彼女は懐から鈴を取り出すと、楽しそうにチリリリン…っと鈴を鳴らした。

「は〜い、マヤちゃんとアーヤちゃんとちゃんはもう三回目だから
今からやる事判ってますよね〜?今回は恥ずかしいけど一人でやってみましょ〜」

ローブの女がそう言うと、呼ばれた女――おそらくはマヤとアーヤだと
思われる2人が客達が座っているテーブルの前まで歩きだし
そして、なんと突然お客の前で脱ぎ出したのだった。

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