PiPi's World 投稿小説

姫騎士・リリーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 12
 14
の最後へ

姫騎士・リリーの冒険 14

「では仕事は今日の夜ですから、夕方に迎えに来ますので、お二人が宿泊されてる宿を教えて下さい。」
「私達は銀杏亭という宿にいるから頼むわ。」
ローブを纏った女はほくそ笑みながら夕方に迎えにくるというとリリーは自分が泊まっている宿を教えた。
「解りました夕方に迎えに参りますのでそれまでゆっくりして下さい。」
そういうと女は去って行った。
「ミーヤ、一旦私達も帰るわよ。」
「はい。」
女が去るとリリーとミーヤも宿へ帰った。

「その女、僕もみました。」
「本当なんですか、エルンさん。」
宿に帰ったリリーとミーヤはエルンに受けた仕事を話した。すると、エルンもローブを着た女から依頼を受けたのを話し驚くミーヤ。
「エルン、話してくれるかしら。」
「はい、散歩がてら夕飯の材料の買い出しに行ってたら、ローブの女が『腕が立ちますね〜良い仕事ある。』と言って来て…でもあまりに胡散臭いので断りました」
リリーから事情を説明しろといわれたエルンはローブの女から受けた依頼を話す。
「なるほど、かなりヤバい物を感じるわ。」
「あの女は人身売買を斡旋してる可能性がありますね。」
「あるわね。」
エルンの話を聞いたリリーはローブの女への疑惑が強まり、エルンがローブの女が人身売買の斡旋をしてると言いリリーも同意する。
「えっ…そんな…」
二人の話を聞きミーヤはとんでもない事をしたと思い動揺する。
「あくまでも可能性の話です……しかし確かに危険かもしれませんね
解りました。ボクもついていきます。リリーさん達は女の言う通りに仕事に向かってください
ボクは後からバレないようについていきます」

「ええ、お願いするわ。……バレないようにね。あの女にも他の一般人にも……」

「解ってますって」

こうしてリリー達の後からエルンがついてくる事が決まり
そして、約束の時間となった。


「ハイハ〜イ。お待たせしました。仕事場はコチラになりま〜す」

時間通りに例のローブの女は現れて、リリー達を仕事場へと連れていく
その後ろには、フードで顔をスッポリと覆ったエルンがピタリとついていっていた。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す