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姫騎士・リリーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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姫騎士・リリーの冒険 11

「やーいやーい、アルラウネのうすノロ女。悔しかったら捕まえて見ろ」
ミーヤはそう言いながら、また石をアルラウネ目掛けて投げた。

この事に完全に頭に血(?)が昇ったアルラウネは怒り狂い。2人を力任せに襲い出した。


(作戦は上々のようね)

リリーは1人、木の上に隠れその様子を見ながらそう思う

アルラウネは花の中の人形が本体でそれ意外の箇所を傷付けても、直ぐに再生をしてしまう難敵であった。
しかも本体はいざとなったら花弁の中に隠れてしまうため、倒すためには即死級の攻撃を本体に当てる必要があった。

だからミーヤにはエルンの補助と共にアルラウネを怒らせて花弁に隠れなくするようにする役割をおって貰った。
後は、 自分が魔法を当てるだけである


「ふぅー」

大きく深呼吸をして集中をする。一応、仲間に危険を犯させている以上何度も失敗をするわけには行かなかった。
集中を終えて、いざ詠唱に入る

『荒ぶる火の粉の精霊よ。我に力を貸したまえ。――プチファイアー!!』

イメージはマッチの火程の炎。しかし実際は火炎放射機で放ったかのような巨大な火炎がアルラウネを襲った。

「ッ!!!ィギ…ギャアアアアアア」

アルラウネが断末魔の叫びを上げて燃え上がる。
その事に、3人は勝利を確信するのであった。




次の日、リリー達はなんとか森を抜け、街道に出ることに成功し、親切な行商人の馬車に乗せて貰い
近くの街まで乗っけて貰う事になっていた
揺れる馬車の上で旅の疲れを癒している仲間達、その中になんとエルンの姿があった。

その事を話すには皆で力を合わせてアルラウネを倒した所に話が遡る。


「やった。やりましたリリー様!?あのアルラウネを倒しましたよ」

アルラウネを倒した一行は喜びに震え、お互いにその働きを讃えあった。
しかし、いつまでもそうしている訳にはいかず。リリーはエルンに別れ話を持ちかけた。

「エルン、私達はこの森をでなければならないの
だからここでお別れだわ」
そう言って、別れようとする2人をエルンは引き留めた

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