中出し帝国 70
「本当ですか!?レーセは嬉しいです♪ご奉仕頑張りますね!」
「…いや、そこまで喜ばれても逆に怖いんだけどね。あーあと、ちゃんと掃除し終えるまでソレ外しちゃ駄目だからね。」
熱意のこもった返答に、ルルは去り際に苦笑を交えた。
ルルの足音が遠退いてゆく。
「♪〜〜。」
幸せモード全開のレーセ。
ありがちな鼻歌から、彼女がどれほど有頂天でいるかが一目瞭然である。
そんな嬉々としたレーセとは対照的に、イリスはやれやれと首を横に振った。
「何喜んでんのか知らないけど、さっさと掃除終わらせましょ。姫様の恩情なんだから」
「♪〜……はっ?! そ、そうですね」
既に掃除を始めているイリスに急かされ、レーセも慌てて掃除道具を手に取る。
2人は一刻も早く罰を終わらせんと動き出す。
もっとも、レーセは早く夜のお仕置きが行われる事に想いを馳せている訳だが。
2人の下腹部に伝わる刺激は、さして強いものではない。寧ろ穏やかでさえある。
そのせいあってか、2人はさほど気にも留めず順調に掃除が出来ていた。
しかし徐々に、このお仕置きの本当の狙いが明らかになっていくのであった。
「そろそろ、終わりそう……だけ、ど……」
掃除も終わりに差し掛かった折、イリスがその狙いにハマろうとしていた。
(かなり気持ち良くなってきたけど……イくにはちょっと物足りないな)
バイブよる快感は高まっていったが、絶頂に至るまでにはその振動はもどかしすぎた。
それこそ、自ら指で秘所を刺激したくなる程……まるで焦らされているかのようだった。
(んぅ……弄りたい……でも、我慢我慢……!)
イリスはグッと唇を噛んで、秘所を弄りたい欲望を押さえつける。
しかし掃除道具を握る手は、それに反するように下腹部を目指そうとする。
誘惑に抗うイリスをよそに、バイブは秘所をゆっくりと穏やかに掻き回していく。
(焦らされてるみたい……これがお仕置きって事かぁ……!)
気付いた時にはもう、イリスは掃除を続けられる状態ではなくなってきていた。