中出し帝国 56
「おっと!危ねぇ危ねぇ。足で蹴られると痛いからな。体勢を変えさせて貰うぜ……よっと。」
「ちょっ!?何して…きゃぁっ!」
が、その努力も空しくすぐにまんぐり返しの状態に抱え上げられた。
クラウは両手両足を使い、背丈が小さいながらもルルの四肢の動きを封じると、唇を塞いだ。
(まぁいっか。ただセックスするだけなら、キスくらいどうってことないかな…私は言うつもり無いし。)
ルルは目を優しく閉じると、クラウの舌を甘んじて受け入れた。
ところが、侵入してきた舌の勢いは凄まじかった。ただ単に激しいのではなく、舌で舌を優しく舐められるのだ。数刻の間、じっくりと舌を合わせ続けていると、ルルの口から遠退いてしまった。
反射的にクラウの舌を追うと、後頭部をそっと抱え込まれる。
その拍子に相手の口内に進入すると、お返しにと言わんばかりに突き込んで掻き回す。
しかし…
(…?)
ルルは妙な威圧感を覚えた。引き込まれるような感覚に捕われると、何故か自然とクラウの目に視線が向いてしまった。
(あれ?…なん…か。頭がきゅ…うに、ボンヤリして…きた……。)
「あ…れぇ?…わ…わた…し…どうしちゃ…たの?」
ルルの目は虚ろで、なかなか目をはっきりとしない。
クラウの目に、吸い込まれるように引き寄せられて、意識が次第に朦朧としてゆくのは分かった。
「…質問に答えろ。お前は、未確認生物について教えるんだ。」
ルルは、質問の意図に気づくとピクッと身体を震わせ、反論する。
「い…いや、教えないっ。」
「何でだ?」
「うっ……。」
ルルは言葉を濁した。
(…ど、どうして…頭が働かないの……?……あれ…どうして教えちゃいけないんだっけ?)
ルルが、朦朧とする意識の中で理由を思い出そうとしていると、クラウは服を脱いでいた。
「…ほら、ちゃんと言えたらお前にご褒美があるぞ。」
自身のイチモツを誇示するクラウ。
対して、ルルはそれを見つめるなりどんどん思考が歪んでいく。
(…あぁ…なんか、凄くエッチな気分になってきちゃったぁ…どうしてだろ……アレが欲しい…。オツユが止まんないよぉ…。)
ルルは無意識に自身のアソコに手を伸ばすが、途中でクラウに捕まえられてしまった。