中出し帝国 32
「…いえ。また来週お相手して頂けませんでしょうか姫様?…あの若者二人を見ては……。いえ、何でもありません。姫様もお疲れでしょう?どうか本日はお休みになられて下さい。」
「え………」
ルルは、思わず目を丸くしてしまった。ルル曰く、ただの本能の固まりであると言っても過言ではないレフノルデが、このような言葉を発するとは思わなかったからである。
「…では、また今度お相手お願い致しますわね。」
レフノルデは敬礼した。
「恐縮であります、姫様。……ではお前達、各自寝室に戻るように。」
「えぇ〜〜っ!隊長、それは無いっすよ〜。」
「了解しました。」
「分かりました隊長。」
「隊長が…今日は輝いて見えるよ?どうしちゃったんだろう俺…毒でも食っちまったんだろうか…」
「フンッ!」「あいたっ!」
「では姫様。私共はこれで失礼します。」
失礼な物言いをした部下にゲンコツという名の制裁を加えたレフノルデは、部下を連れすたすたと寝室へと戻っていった。
「…私も帰ろ……この日はどうしても疲れるわね。」
気が抜けたのか、少しふらふらしていたが、自室へと足を傾けるルル。
自室に来るなり、ベッドに疲労した身体を委ねた。異変を感じたのか、口を開く。
「げ……そういえば私今日、お風呂に入り損ねちゃった…。身体中がすっごくザーメン臭い。うう…やっぱりレフノルデはほったらかしにしてた方が良かったのかなぁ?シエラやリズリアも心配だし。明日フォローしに行った方が良いわね。」
そう言ってごろりと寝返りを打つと、そのまま寝息を立てて眠るルルだった。
〜〜〜〜〜〜
「姫様ぁ〜〜♪お食事の時間ですよー!起きてください!」
「う〜ん…もう少し…あと5分だけ寝かせて〜……」
今日も、レーセによってのモーニングコールが始まった。
しかし、ルルは昨日頑張り過ぎた為(主にクラウとレフノルデ達に)、身体の疲労には逆らえ無かった。
「仕方ありませんね…。」
気の優しいレーセ。
(…昨日あの兵士から貰ったブツを使う時が早速やって来ましたね。)
「分かりました姫様。では後5分ですね。お待ちしております。」
如何にも怪しげに顔を歪めるレーセ。
「ありがと〜……すぅ…すぅ……。」
メイド服のポケットから、何やら細長くて先端がキノコ状に変形している異物を、レーセはさも愉快そうに微笑みながら、ソレをそっとルルのアソコにしっかり装着させる。
まるで、今起きて貰っては困るかのように、慎重に。
そして…………。