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中出し帝国
官能リレー小説 - ファンタジー系

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中出し帝国 23

たったこれだけの説明で納得するなど思ってもみなかったのだ。レーセの時などは、「死んでやる!死んでお前ら全員を呪い殺してやる!」の一点張りだったからもあり、通常の人なら直ぐに死を選んだからだった。

「目標が出来たからな。」
「どんな?」

シエラはルルに笑顔を見せた。

「いや何。大した理由ではないさ。……ただ、先程の暗殺者と手合わせがしてみたくてな。」


「……………。それだけは止めときなさいよアンタ?見たでしょあいつら、とんでもなく強いのよ!?命だって取られるかも知れないし……。」

「なら、今私が自殺したって一緒だろう?……大丈夫さ。いくら化け物でも、性別くらいは分かれてるだろう?どうせ孕むなら、恐ろしく強い奴の子供を産んでみたいものだし。それに、私はメアに会うまでは死んでも死に切れないからな。……駄目だろうか?」


ルルは困惑してしまった。
第一、あの暗殺者を見た事がある者は大抵、失禁して気絶するか発狂して壊れてしまうのが当たり前だったのに、そいつらの子供を産みたいと言ったのだ。シエラの言った事が本心であると気づくのに時間がかかった。

「まぁしかし、私も馬鹿じゃない。いや、こんなこと考えている時点で既に馬鹿なのかもしれんが…先程見たいに、私自身が震え上がっていては話にならないだろうからな。私はここで自分を鍛えようと思う。途中で他の子供を身篭るだろうが、それでも構わないさ。ルル殿、このような理由で生きようとするのは悪いだろうか?」


「…あ、えっと…そうね…。」

ルルは見事にシエラの考えに圧倒されていた。なんせ今まで、ここまでプラス思考を貫いた人物など一人もいなかったからだ。
なので返答に困っていたルル。

「う、うん。分かったわ。なら、これから宜しくね。…シエラ!」

すっと手を差し出したルル。シエラも了承したのか、その手を握り返す。

「あぁ!ルル殿、宜しく頼む。」


ほぼ裸のまま、握手をする二人。しかし、アソコからは精液が足を伝っていたこともあり、いやらしさを大層引き出させていた。

「…じゃあ、私はそろそろ自分の部屋に戻らなくちゃいけないから、夜にでも私の部屋に来てよ?歓迎するわ。」

手を離し、ニッコリ微笑むルル。

「…分かった。だが、私はそれまでどうしたら良いだろうか?」

「…あ。そうよね、ドアの鍵閉めて寝てれば?…やっぱり、その…さっきのでだいぶ疲れたでしょうし。鼻っから無理しなくて良いわよ?」


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