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赤い水晶のペンダント
官能リレー小説 - ファンタジー系

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赤い水晶のペンダント 71

 
 
こうして、美穂たちの闘技場生活は終わりを告げた。
その日の夜。
ハイトリヒと呼ばれた男が乗る貴人用の立派な馬車に乗せられた美穂たち四人は、郊外の豪邸へと連れてこられていた。
馬車の中で、ついてきていたイヨにこっそりと、気になっていたことをこっそり聞いてみた。
「ねえ、どうして私たち妊娠してないの?」
「うーん・・・・言いにくいんだけど、四人とも病気になっちゃってるんだよ。」
「え?」
「どうも、皆を犯していた観客の誰かが変な病気を持っていたらしいんだ。それを移されて排卵が停止してたんだよ。」 
いま美穂たち4人は、ハイトリヒが用意させていた上品な装いで、美穂がハイトリヒの横に、彼らの向かいにパルたち3人がいた。ミランダはハイトリヒの口添えで子供を引き取ることに成功していた。
 
「排卵が止まっていたって・・・。」
「だから犯されても妊娠できなかったんだよ。」
ハイトリヒはしっかりと美穂の密談をきいていた。
「もしかして、二度と子供が産めない体になったか不安なのかね?」
「え、ええ・・。」
「心配は要らない。異大陸から持ち込まれた性病のようだが、私の医者なら治せる。」
そう言う彼…今までの生活は、不特定多数との性行為…しかも中には人ならぬ怪物もいる。
毎日、膣の洗浄ときちんとした検査はされているとは言え、性病となる危険性は高いと言えた。
特に他の土地からの来訪者や怪物との性行為は、効果の解り辛いものもあり、彼女達もそう言う経緯であったのだろう。

彼女達の性病は医術で治るかもしれない。
しかし、闘技場で全ての女がかかる病魔からは逃れる術は無かった。
彼女達が闘技場から出て行っても、殆どか奴隷か娼婦になってしまう。

それは…この病魔のせい…
闘技場で淫らな身体にされ、快楽無しに生きられなくされてしまうのだった。

闘技場の食事や飲み物、風呂の水にまで含まれている媚薬…即効性は無いが、徐々に女の身体を変化させてしまう魔薬である。
常に発情する身体…男の欲望の視線だけで感じてしまい、もっと見られたいと望むようになり、裸で過ごす事や人前での淫らな行為が快楽となる。
男の匂い…中でも精液の匂いや味は、狂わしいばかりに性欲が引き上がり、精液を求める事しか考えられなくなる。

全身の感覚がまるて性感帯のように敏感になり、特に膣は挿入物に凄まじく敏感になって…特にペ○スの挿入は麻薬のように病み付きになってしまう。
四人共、その病魔に犯され…身体ごと作り変えられた彼女達を直す方法は無かった。
いや、むしろ…牝奴隷としては理想的な身体を手に入れたと言うべきなのかもしれない。
せっかくの衣装も…彼女達には拘束具のように感じていた。
離れるとなると、あの欲望にまみれた生活が懐かしく思えてくる。
なら、このまま妊娠しない身体の方がいいのかもしれない…

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