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赤い水晶のペンダント
官能リレー小説 - ファンタジー系

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赤い水晶のペンダント 8

その日の夜、美穂はミーシャの部屋の隣の客室で休むことになった
お風呂を用意してくれたが、お湯でなく冷水だった
汗を流すことは出来たが体の芯まで冷えたので毛布にくるまり、暖炉ので震えていた
おまけにこの教会は一見立派なのだが、かなりガタガタで隙間風だらけだった
廊下を誰かが通ると音ですぐに分かる
暖炉に大きな薪を放り込む
その時誰かがドアの前を通り過ぎ、隣のミーシャの部屋のドアを叩いた
<どなたです?>
<チャロです。ミーシャ様にお話が…>
<お入りなさい>
(うっわぁ。足音すら聞こえるから声まで響くよ)
心の中でぼやきながらぬるくなったお茶を啜る
(あの男の子、チャロって言うんだ)
<どうしました?>
<ミーシャ様、私に罰を与えてください。私は、お客人に淫らな妄想を抱いてしまいました>
(ちょっと、ちょっと)
<淫らな?>
<はい。お客人はひどい目にあってしまったのに、私はそのときの事を想像して興奮してしまったのです>
<…>
<どうか、どうか私に罰を!>
<それだけですか?>
<え?>
<あなたが想像したのはそれだけですか?>
<え、その…>
<あなたは何か隠し事をする時の癖が出ているのです>
<う、あ>
美穂には見えないが、チャロが動揺が良く分かる
<申し訳ありません>
<懺悔に何を隠しているのですか?>
<僕が…お、お客・人を…>
言葉の間に荒い息が入る。
(血を吐く思いとはこういうのかな?)
<犯して・るのを、考えて…興奮してました>
(…)
<あなたはそれを悔い改めたいのですね?>
<はい!>
<分かりました。では、オシリを出してそこの台に手を付けなさい>
(え、ちょっとちょっと、何をするの?)
寒さから暖炉から離れたくは無いが、好奇心が暖炉から体を引き剥がす
ひびの走る壁に近づき、覗ける穴はないかを探してしまう
パシーン!
乾いた音が壁の向こうから響く
パシーン!パシーン!
何度も平たい板か何かが何かを叩きつけるような音が響く
(これって尻叩きの音?)
好奇心が押さえきれず、なんとか覗き穴を探そうとするも見つからない。
その間にも尻を叩く音が鳴り響き、さらにチャロらしい激しい息づかいも聞こえてきた。
パシーン!パシーン!
<はぁー、はぁー>
だんだんと音が大きくなり、チャロの声に艶っぽい音色が混じってくる。
バッシッーーン
<うっああああぁあーー>
ドピュドピュドピュ
一際大きい音ともに、チャロの叫び声が聞こえ、さらに何かがはじける音もした。

<お仕置きを受けているのに気をやるとは、どうしようもない子ね>

(ちょっとちょっと、本当、何してんのよ)
壁に覗ける穴が見つからず、美穂は廊下に出た
明かりの無い廊下は暗く、暖炉の照り返しを眺めていた目は利かなくなる。そして外に出たかのような寒さだった
毛布を体に巻きなおすとミーシャの部屋のドアの前にしゃがみこむ
鍵穴からもれる明かりに目を近づける
部屋の中央にあるテーブルにローブの裾を握り締めながら手を突くチャロが見える
その後ろに膝を付き、突き出してるお尻に顔を埋めるミーシャがいた
(え?え?なに!?なに!?この光景は!!?)
ミーシャの片手はチャロのペニスを握り、もう片手はペニスの根元をこねていた
<ミーシャ様、はぁ、ミーシャ様!>
<あなたはこのオチ○チンをもって美穂様を汚し、傷付けたのですね?>
<はわわ、私は、ここ・ろの、はあぁ>
<でも、あなたは傷付けた>
ペニスの先を包んだ手がねじり上げる
<ヒャブう!?>
ビチュウ、ブチュチュ
何か湿った音が弾ける
ペニスから離れた手に糸を引く物が暖炉の明かりに輝く
(うわ、うわ、わ・わ)
美穂は我を忘れて覗き込んだ
チャロは膝が砕け、その場にへたり込む
<あなたは何度も辱めてしまうのですね。チャロ。立つのです>
<はぁ、はい>
<もはや私への懺悔は無意味でしょう。チャロ、これから直接ミホ様に懺悔するのです>
<(ええ!?そんな!>)
美穂は慌てて部屋に戻ろうとする
しかし、浮き足立ってうまく進めない
ハイハイしながら部屋に戻り、ドアを閉める
(はわわわわ!なんでここのドアは鍵が無いの!?)
思わずドアノブを握り締めて、抑えようとする
しかし、それはかえって自分が起きていることを現すのに気付き、ベットに潜り込んで寝たふりをした
コンコン
(きたぁ!)
コンコン
(寝てます!寝てます!!本日の営業は終了しました!!)
コンコン
<み、ミホ様。わた、くし、チャロと、言います。どう・か、聞いて・ほし、いんです>
(聞きません!聞こえません!!)
<し、失礼します>
ききぃ
微かに扉を開く音がする
(ひぃぃ〜!)
きし・きし
足音が近づいてくる
(ミーシャさん!なんてことを!!)
そして足音は止まる

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