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赤い水晶のペンダント
官能リレー小説 - ファンタジー系

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赤い水晶のペンダント 7

そしてミーシャは答えた。「その質問に答える前に聞きたいことがあります。美穂さん、あなたはこの世界の人じゃない、そうでしょ」確かにそうだ昨日まで普通の女子高生がイキナリわけのわからないとこに来てHなことされたのだから…「はい、そうです…」
ミーシャは一人こくこく頷く
「カッチェ、お客様の部屋は整ってますね?
…よろしい
私とミホ様はこれからお話があります。みなはお勤めを怠らぬよう」
そう言い、美穂をミーシャの部屋に招いた
「あの、ミーシャさん?」
「ある少女の左目は幼少から色々なモノを見透かすことかできました
人の体の中の胎児から悪いもの
時には明日の空
そして異界なモノ…」
「えっと」
「その力を買われ、少女は教団の本部に招かれました
しかし、少女は教団の見たいものは見透かせず、見てはいけないものを見透かせませんでした」
「…」
「そして少女は山奥の教会に配置と言う名の追放されました」
「その少女の左目に、今は何が映っていますか?」
「自ら傷つけて、血に濡れた両手を迷子の女の子の首に回しています」
その言葉にゾッとした美穂は思わす首に手を当てようとする
その時ペンダントのクリスタルに触れた
とても熱く感じる
「その血濡れたては女の子を道に迷わせ、家から遠ざけています
しかし、その反作用に何か力を与えてしまっています」
(反作用の力?)

美穂は獣に追われたとき、自分でも信じられない速さでかなりの距離を走り、重たいであろう斧を軽々と持ち上げた
(あれが反作用?)
「あ、のさ。その血塗れた手を何とかして家に帰る方法ってあるのかな…」
ミーシャは静かに首を振る
「残念ですが…」
「そっか…」
「ただ、」
「何?」
「教団本部ならその血塗れた手を解いてくれる人がいるかもしれません」
「本当ですか」
「ええ、確実とは言えませんが、ここによりも手がかりになる物があるはずです」
美穂は希望が出てきたのを素直に喜んだ。
そのためミーシャが何か暗い顔をしているのに気がつかなかった。
善は急げと焦る美穂を押しとどめて、ミーシャは明日には街からの行商の馬車が来るからそれに乗った方が良いと勧めた。
美穂もそれに賛同し、出発を明日の朝に延ばした。

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