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赤い水晶のペンダント
官能リレー小説 - ファンタジー系

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赤い水晶のペンダント 56

試合前、奴隷同士の闘いに戸惑う美穂にマリスがアドバイスをしていた。
『相手を思うなら思いっきり叩きのめせ。わざと負けても没収試合にされて二人とも犯されるだけだ。
どうせだったら男どもが犯す気がなくなるくらいボコボコにしてやれ!』
「そんなこといわれても…」
実際対戦相手を目の当たりにすると、可愛い顔に攻撃する気になれなかった。
美穂の力は凄まじく上昇している。
ペンダントの赤い水晶もいつになく妖しい光を漏らしていた。
こんなときは異常な力を発揮する。
下手したら相手を殺しかねない。
マリスの言葉が渦巻く頭の奥で何かが何度も響いていた。
ゴォン〜…ゴォン〜!
その音が試合を仕切る銅鑼の音と気付きハっと視線を前に向けると、走り込んで勢いの乗ったミランダの黒いレザーグローブに包まれた拳が美穂の顔面にめり込んだ。
たまらず鼻を押さえてしゃがみ込みかけるとそこに膝が打ち込まれ後ろに吹き飛んだ。
二度も顔面に容赦ない攻撃を受けて美穂は軽いパニック状態になる。
ミランダは倒れる美穂に追い討ちで蹴りを何度も入れてきた。
蹲って堪える美穂だが、蹲ってる隙間に足が飛び込み、引っかかる。咄嗟にその足を掴むと引っ張り、ミランダのバランスを崩させる。
踏ん張って動きが止まるミランダを力任せに振り回し、片足ジャイアントスリングで池に向かって放り投げた。
投げ付けて美穂もお返しとばかりに追い討ちをかけようとするが…ミランダは受け身を取りながら池に落ちると、すぐに移動して間合いを取る。
パワーは圧倒していても、スピードや戦闘技術はミランダが上…池に飛び込み追撃する美穂に、ミランダは足で水面を蹴り上げて美穂の顔面に水しぶきを打ち付けた。
一瞬、目の眩んだ美穂にミランダの強烈な拳が腹にめり込む。
巨大過ぎる乳のせいで下が見えない美穂はなす術もなくまともに喰らってしまったのだ。

強烈な衝撃と痛みに嘔吐しながら崩れ落ちる美穂…思わず失禁までしてしまう。
崩れ落ちる美穂にミランダの容赦無い膝が襲い…なす術無く美穂はまた吹き飛ばされる。
掴めれば美穂の怪力の使い様もあるが、ミランダもそれを解っているのか先制で打撃を与えて主導権を渡さない。
ミランダとて必死なのだ…この闘技場から出る為に…
勝てば男に弄ばれ妊娠の危険が増し、闘技場から出るチャンスが遠のいていくが、負ける訳にもいかない。

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